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マナーって何だか分かってますか

マナーについてうんちくを言うつもりはありません。
寧ろ、ある意味マナーはどうでもいいと思ってる人間です。

最低限、常識的なマナーさえ気をつけていればいいと思ってます。
身だしなみとか、時間を守るとか、敬語とか。

食事のマナーとして、まだ食べ終わってない場合はフォークとナイフは八の字に置く。これはマナーというより実用的なルールのようなもので、知っていなければ都合が悪いです。 まだ食べたいのに下げられてしまう恐れがあります。

しかし、中には必要性に疑問があるマナーも存在します。コートは建物の外に出てから着るなどは、守らなくても実質誰も不快に感じないマナーと言えると思います。 

このようにマナーとは、「常識的なもの」「実用的なもの」「下らないもの」に分けられます。

ここからが本題ですが、私が言いたいのは下らないマナーは必要ないという事ではありません。それはそれで存在してもいいのですが、常識を知らない人が、下らないマナーにこだわった所で何の意味もないと言いたいのです。

そう思った時の事を書きます。

昔、訪問先の建屋から出る前にコートを羽織ったら、上司から注意されました。 コートは外に出てから着るのです。当時私はそのマナーを知りませんでした。

しかし、その時私は非常に強い違和感を感じていました。
勿論、このマナーの「下らなさ」にではありません。 
その時は、訪問先の会社の方が同行して移動していたのですが、途中で昼食時刻になり食事をご馳走になったのです。 そして食事が終わって、私の上司は一言も礼を言いませんでした。 

当然の事ながら、これは個人的な奢りではなく、訪問先の会社が経費として落とすわけです。 だからここに居る誰の財布も痛むわけではないので、礼は不要と思ったのでしょう。 

しかし、それは違います。 会社の経費は、そこにいた相手方の人が稼いだお金も含まれているわけです。ですから金額比率としては微々たるものかもしれませんが、間接的にその人が奢ってくれたのと同じです。 なので、その人にお礼を言うのは当然のことです。

まあ、そんな細かな事を考えなくても、A社の人がB社の人に奢ったのなら、B社はA社にお礼を言うのが常識である事くらい感覚的にわかります。

それが真のマナーでしょう。コートを室内で着てしまうのと、食事のお礼言わないのと、あなたならどっちが気分が悪いですか。

つまり、当たり前の事もできない人が、下らないマナーを守った所で何の説得力も無いのです。逆に馬鹿っぽく見えます。 
相手が失礼と感じるかどうかは、下らないマナーを知ってるかどうかではないのです。

上から目線、失礼しました。 この文章も誰かが見れば馬鹿っぽいと感じるかもしれません。 自分ではそれに気づきません。




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