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同窓会に誘ってくれ

そろそろまた同窓会が開かれてもいい年齢になった。

同級生から誘われるような気がするため、同じような事をしてしまわないように20歳の頃の同窓会の失敗談を書いていく。


数年前、成人式の為に帰省をして、中学校の同級生達ほぼ全員で飲みに行った。

行くか行かないかギリギリまで悩み、実家でご飯を食べてから行くという訳の分からない理由で途中参加にしてもらい、30分程遅れて合流した。

結局、その30分の遅れが仇となり、数人としか話せずに終わった。

これはどう考えても私が悪いんだけど、当時の私はやっぱり来るべきじゃなかったなと思っていた。笑っちゃうくらい自分本位過ぎる。


そもそもの話、なぜ途中参加にしたのかというと、乾杯の音頭がとられるまでの浮ついた感じが、私は"あまり好きじゃないだろうな"と思っていたからだ。

今ならわかるけど、それこそが久々に集まることの醍醐味だ。なのに、それを人一倍毛嫌いして、実家で食べるご飯を優先してしまった。

途中参加でも楽しくなくはなかったんだけど、普段から話す人と普段の話をしているだけだったため、これって同窓会でする会話じゃないだろと一人で思い続けていた。

これは持論だけど、同窓会っていうのは学生時代にあまり話さなかった人と久々に話すことで、お互い気まずそうな感じを楽しむものであって、ゲームやプロ野球や競馬の話をする場ではない。

そもそも、気まずいのは自分だけではないのだから、相手の気まずさをいち早く察知してニヤニヤできるいい機会なのに、自らその機会を捨ててしまった。もったいない。


もう一つの同窓会。高校の野球部のチームメイトと集まった同窓会で、当時の監督や部長も呼んで久々に集まった。

この同窓会も途中参加となったが、意図的なものではなく自分の勘違いとミスで遅れてしまった。

この遅刻で何か気まずいなーって思っていたら、気づいたら終わっていた。何を話したのか全く覚えておらず、そもそも話したか?ってくらい口を開けた記憶がない。

自分のミスで勝手に気まずくなってしまったため、自業自得だ。仕方ない。

監督、部長は1次会で帰宅し、2次会はチームメイトだけで飲みに行くことになったが、慣れないBarのような所に行ったため、緊張しすぎてそれどころではなかった。

たぶんここが生まれて初めてのBarだった。店の名前を思い出せないくらいだから、会話なんて覚えているわけがない。

何しに来たんだろ?って思いながら、2次会を終えた。

チームメイトとはそこで解散になり、その後は少人数でクラスメイトの同窓会があるから来ない?と誘われたが、明るい人ばかり来るっぽかったため、自分自身を守るために断った。

その後は、クラスメイトで唯一連絡をとっていた友達と合流して家に泊めさせてもらった。ありがとう。


私はかなり保守的で、"学生時代に仲良くなってないんだから、今更話したところで仲良くなるわけないでしょ"という考えがありすぎるあまり、同窓会を100%楽しむことが出来ずに終わった。

ただ、この考えは間違いで、学生時代から数年経っているわけだから、当時は合わないと思っていた人とも、どこかで意気投合する部分が出てくる可能性がある

もちろん話が合うかもしれないってだけで、合わないこともある。合わない方が多いだろう。

だからこそ、同窓会で意気投合できる相手を見つけることが出来たならば、間違いなくレアなのだから100%同窓会を楽しんだと言えるだろう。


今ならわかるよ。同窓会の立ち回りとコミュニケーションが。

何度も頭の中でシミュレーションしているのだから、成功するに決まっている。

2回も失敗体験があるのもでかいよね。次に繋げるためにあえて失敗したと思えば痛くも痒くもない。

だからさ、今年の同窓会は誘ってよ。

俺、頑張るからさ。



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