田舎暮らしに車は必要か?

移住の相談を受けていると時々聞かれることがあります。

「車、必要ですか?」

ですよね。その気持ち、よーく分かります。移動が電車と徒歩メインの都会だと、ペーパードライバーの方って多いと思います。そもそも免許を持っていない方も。かく言う私も、免許を取ってから約7年ほど全く運転をしていないというペーパードライバーの状態で移住をしました。

結論から申し上げますと、車は必要です。

一番の理由は、車以外の交通の選択肢がほとんどない!朝日町はコミュニティバスも新交通システムノッカルもあるけど、どちらも運行時間が決まっているので自由度は低いです。ちょっとお買い物にふらっと出ていくことが出来ません。

自転車があれば何とかなるのか?と言われる方もいらっしゃいますが、自転車だけで1か月過ごした私から言わせてもらうと「なんとかなるけど、結構しんどい」。主婦なのでそれなりに買い物をして帰るとなると、かなりハードな運動になりました。また、富山はよく雨が降るし、雪のシーズンもそれなりにあります。雪の日の自転車、本当に危険なのでダメです。

駅の周辺に住むという選択肢もあります。あいの風とやま鉄道に乗れば、美しい風景を見ながら約1時間で富山駅に着けます。でもやっぱり、電車は運行時間が決まっているので自由度は高くはありません。

車がないと色々不便なことがあります。もちろん、その不便さも楽しむことが出来るなら良いと思います。でも車があると暮らしの豊かさが変わってきます。

富山に来て日々運転していて感じるのは「絶景だらけだな」ということ。広々とした青空に浮かんだ入道雲、雨上がりダイナミックにかかる虹、風にそよぐ稲穂、どこまでも続いている山々。運転していると、この絶景の中を走れるんです。とっても気持ちがいいんです。

満員電車で毎日通勤していた時のことを思うと、絶景を見ながら好きな音楽を聴いて出勤するって、最高の贅沢です。

ペーパードライバーだったので、最初は夫に隣に乗ってもらって運転の練習をしましたし、色々困ったこともありました。今も運転が得意とはとても言えません。でもやっぱり、車で移動するって便利で楽しいですよ。田舎暮らしの際は、是非、車の運転を頑張って欲しいです。

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