ソフトバンクって今回はカラー取引してないのだろうか?

どうもコージです!
私は、毎日決算書を読んで企業の未来を妄想しています。
そんな私が決算書の中で面白かったポイント、未来への妄想ポイントを説明しています。

今回は、決算ではなくソフトバンクグループについて思った事を少しだけ書いていこうと思います。

こんなニュースがありました。

ソフトバンクG株下げ止まらず、一時20%安
19日の東京株式市場でソフトバンクグループの株価が一時前日比636円50銭(20%)安の2609円50銭まで下げ、約3年8カ月ぶりの安値をつけた。「ビジョン・ファンド」を通じ世界の有力スタートアップ企業に投資してきたが、新型コロナウイルスの感染が広がり株安が加速。出資先企業の価値も下がると、警戒されている。

7営業日連続の下げとなり終値は17%安2687円。売買代金は連日で2000億円を超えた。

ファンドの投資先は「ユニコーン」と呼ばれる未上場の巨大企業が中心。「実態が外部から見えないために、金融市場が混乱する中では株式市場の不安が増幅されやすい」(国内運用会社)

SBG株は一般の個人投資家にも人気がある。こうした個人は逆張りの買いを入れる傾向が強く「2019年の下落局面では積極的に信用買いを入れていたが、足元では急落に耐えきれず投げ売りを迫られている」(岡三証券の小川佳紀日本株式戦略グループ長)

株安によってクレジット市場にも動揺が広がる。企業の信用リスクを取引するクレジット・デフォルト・スワップ市場で、SBGの保証料率は上昇している。QUICK・CDS平均(5年物)でみると、19日時点で5.25%と前日から0.85ポイント上昇して約10年半ぶりの高さとなった。

ソフトバンクグループの株価が大幅に下落してしまっているようですね。2020年2月21日には5,664円あった株価が2020年2月19日に2 ,609円へとわずか1か月間で約3,000円の54%ほど下落しています。

その下落要因としては、ソフトバンクは今や完全な投資会社となっていますから保有株式の下落がそのまま株価に影響を与えているようです。
さらに未上場企業への投資も多いですから、その影響が見えないために不安を増大させ大幅な株価下落につながっているようです。

未上場企業に関してはその影響がどの程度になるかは分かりませんが、上場企業に関しては似たようなケースで以前にエヌビディアという半導体をメインとしている会社が大幅な株価下落に見舞われ、ソフトバンクはその影響を懸念されたことがあります。

その際にはソフトバンクはカラー取引を行っていました。
カラー取引とは、エヌビディアのケースでは現物株とプットオプション取引の組み合わせをすることです。
単純に言うと、株価が値下がりすると利益を得られる取引をすることで、保有している現物株の値下がりによる損失を相殺するという事です。

これによってソフトバンクはエヌビディアの株価下落の影響を減らして大きな利益を得ることに成功しました。

今回もアリババやウーバーなどの、ソフトバンクの株価にインパクトの大きい上場企業についてはカラー取引を行っている可能性もあるんじゃないのか、もしくは指数連動系の商品を利用して下落から利益を得て投資全体に対してリスクヘッジしているのではないかと思ったわけです。

そうなると、次の決算発表後には株価がある程度回復してもおかしくないなと思った、今回はただただそれだけの記事です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?