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小説の裏表紙だけしか書けない作家【江戸川沿競歩】

皆さん、初めまして。
私、文豪に憧れて挫折した男、
江戸川沿競歩(えどがわぞい きょうほ)
と、申します。

元来、小学生の頃から作文が苦手だった私が
長編小説など執筆出来る訳がなく。

紫陽花の花がいよいよという晴れの日に、
神保町の古本屋街の裏通りを散歩していて
私、思いついたのでげす。

こんな小生でも、
本の裏表紙の数行であれば書けるのではないか。
そう思い筆を走らせたのでげす。

もちろん、題名までは思い付きません。

これをお読みいただいた方々に、題名やら
内容を膨らませて頂けたら幸いでげす。
何卒宜しくお願いいたします。
              江戸川沿競歩

『無題』

スロベニアで行われる
『クロスカントリー男子50キロクラシカル』

世界の強豪が集まり
いよいよスタートの鐘がなる。

しかし今回のノルディック複合は、
スキージャンプと、クロスカントリーの
2つの種目だけではなかった。

例年と1つだけ異質な競技が内密に仕組まれていたのだ。

40キロ地点にあるトンネルに選手が吸い込まれてゆく…。
そこを抜けると、古ぼけた洋館が佇んでいた。


10キロを残しての3つ目の種目は…

シェークスピアの演劇だった。

トップの選手から順に手渡される台本。

それは、『リア王』

2つのまったく異なる運動能力が必要とされることからノルディック複合の王者は、
『キング・オブ・スキー』と賞賛される。
そこに更に異なる能力が問われる『演劇』
が加わるとは。

『リア王』劇中の、

グロスター伯の息子 エドガーの言葉

『今が最悪、と言える間は、最悪ではない』


この言葉に秘められた意味とは。

スポーツに人生の全てを費やし、演劇など皆無な
彼らのとまどい、絶望、怒り、嫉妬。
選手達は、この試練をどう打破するのか。

スノーミステリー小説のパイオニアが描く
渾身の長編作。

ラストは感動の大どんでん返し!

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