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雑貨屋さんに恋をする。


シンプルが好きである。

日本の書道のような

水墨画のような。


そこにあるモノ以上に


余白“に魅力を感じる。



「無い」ことに良さや美しさ、
価値を感じることが多い。



そんな僕の好みとは真逆。


雑貨屋さんに恋をした。


そこに「有る」ことに意味があるんだろうな。

と、会いにくるたび思う。

月に1回なのだけれど。


日本の書道や余白の美を
「個人戦」だとするならば、


雑貨屋さんの「有」の美は
「団体戦」である。


みんなで力を合わせて


この空間に魅力を作っている。


さながらサッカーチーム。


モノからモノへ

お客の目線をパスし合い


心にズギューーん!とゴールを決められる。




そんなチームメイトから


お目当ての選手を引き抜く。


脳内でドラフト会議が行われる。


あいつでも無い、


こいつでもない、、、、



満足感、というものを

大人になってどれだけ感じることが
できているだろうか。


幼い頃
ゲームを買ってもらった帰りの
車で取扱説明書を

熟読してしまったり、


新しい靴を待ち切れず家の中で
履いてしまったり。


そんな素敵な気持ちを
どうか忘れたくはない。


淡い。


雑貨屋さんに恋をする。

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