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人生のピークについて考える

読売新聞の記事を読んでいたら横にあらわれた「お悩み相談」の記事に目を奪われました。「【お悩み相談】職場のアイドルだった私、夫にママと呼ばれショック」というタイトルです。

私は意地悪な人間なので、もうこのタイトルを見た瞬間、おやおやと苦笑してしまうのですが、お悩みの内容は以下のような感じです。

夫と1人の子供を持つ20代後半の会社員。自分で言うのもなんだが、入社当時私は、職場のアイドル的存在で、何人もの男性からいいよられていた。その中でもエリート候補であろうという夫と、半年の交際でスピード結婚。一昨年、結婚して4年目でやっと子供をさずかった。現在夫は、フルリモートワークで一日中家にいるので、その分家事も増えた。今は、育児に必死で次第に身なりに気を使わなくなり、家の近所かスーパーぐらいしか行くところがなく、ワンマイルウェアしか着ていません。もちろんマスクの下はノーメイク。結婚前は甘い言葉で猛アタックしてきた夫も態度が冷たくなりスキンシップも少なくなった。先日初めて「ママ!」呼ばれてショックです。「私はあなたのママじゃない!」と心の中で叫んだ。こうして、次第に女性として見られなくなるのか? この気持ち分かってもらえるでしょうか?

この質問にはモデルの押切もえさんが「お気持ちとってもよくわかりますよ」と、とっても優しい回答をしてらっしゃいますが、私には全然わかりません。

私がわかったのは、質問者の人生のピークは職場のアイドルとしてちやほやされていたとき、もしくは数いる「いいよってくる男」のなかからエリート候補とされていた男と結婚したときなんだな、ということです。

そして、なぜか質問者は「私は今はこんな感じだけど、昔はアイドルなみにブイブイいわせてたってことを多くの人にわかってほしい」と思っているようだ、ということです。

これは考え方、生き方として、非常に

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