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タリバンと対話すれば穏健化するという妄想

毎日新聞が「タリバンとの対話が急務=宮田律・現代イスラム研究センター理事長」という記事を出しています。

冒頭、次のようにあります。

イスラム原理主義に訴えるタリバンは日本を含めて非イスラム世界からは「気味悪い」ように思われるかもしれない。しかし、タリバンをもはや軍事など力で完全に排除することはできない。政治の大変動の後に過激主義や急進主義が現れることはフランス革命やロシア革命が教えるところだ。イラン革命後も旧体制(王制)時代の要人への粛清の嵐が吹き荒れたが、イランは次第に穏健化、現実化していった。日本はそのイランとは、米国とは異なる独自外交を追求し、イランの良好な対日感情を維持している。

でたーーーー!

イランは親日!

そしてイランを持ち出すことによって「タリバンは気味悪くなんかない、タリバンもイランのように穏健化するんだ」という全く根拠のない楽観!

しかもですよ、そもそもイランは全然穏健なんかじゃないですね。今も反体制派やヒジャーブ反対の女性、同性愛者なんかをつかまえちゃ投獄、拷問、処刑

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