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トランス女性が女性競技に参加すべきでない理由

7月に開催予定の東京五輪では、五輪史上初めてトランスジェンダー女性の重量挙げ選手が出場することが決まりました。

ロイター通信は次のように伝えています。

この選手は、ニュージーランド代表のローレル・ハバード選手(43)。ハバード選手はスーパーヘビー級に出場する。NZ五輪委員会は「スポーツ界における歴史的瞬間」だと称賛するが、ハバード選手の出場は、スポーツ界における多様性のあり方と公平性を巡る議論を再燃させそうだ。

ロイターはこの件について、トランス女性の女子競技参加に反対する組織の見解も掲載しています。

2015年に策定された五輪のガイドラインで、トランスジェンダー選手は、試合初日の12カ月以上前からテストステロン値が1リットル当たり10ナノモル以下であれば、女子として競技への出場が認められる、とされていることについて、次のように批判しています。

テストステロンを(基準に)選んだことは、目くらましだ。生体構造の違いはなおざりにされている。より早く収縮する筋肉や、女性よりも大きな臓器、回復の速さ、骨の強度、さらに男性は骨盤が傾斜していないので膝や足首のけがをしにくいことなど、挙げればキリがない。

この組織(Save Women's Sports Australasia)の使命は「生物学的根拠に基づく女性スポーツ参加資格基準を維持すること」だとされ、HPには次のように書かれています。

誰もがスポーツをする権利を持っていますが、誰もが自分の選んだカテゴリーでプレーする権利を持っているわけではありません。

スポーツは公正な競争がなければ意味がありません。だからこそ、障がい者、子供、男性、女性とカテゴリーを分けているのです。しかし、包括的でありたいという願いは、女性や少女にとって意図せぬ悪影響を及ぼしており、女性スポーツのあらゆるレベルにおいて、公正で意味のある競争が失われています。

主旨は明白ですね。女子競技の公正さを守るため、スポーツは「性自認」ではなく「生物学的性」によってカテゴライズされるべきだ、というものです。

こちらのHPには、「スポーツにおけるトランス女性の科学」という記事がリンクされていたので読んでみたのですが、スポーツ科学者が次のような実に興味深い研究結果を開示しています。

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