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「中国すごい!日本ダメ」と報じる共同通信の異様さ

共同通信が「中国、途上国援助資金2.7倍 一帯一路契機に日米圧倒」という記事を出しています。

要するに「中国すごい!それと比べて日本、アメリカはダメだな」ということです。

冒頭には次のようにあります。

中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を提唱した2013年以降の5年間で、途上国向け開発援助資金をそれ以前の約2.7倍となる年平均850億ドル(約9兆4千億円)規模に急拡大させていたことが28日判明した。日本や米国の同期間の合計額をも上回り、世界で突出。自国に優位な融資条件を設け、不透明な形で支配力を増す実態も明らかになった。

最後に申し訳程度に「自国に優位な融資条件」云々と書かれていますが、基本的には中国すごい!ですよ。

奇妙なのは、この共同の記事のもとになっているのは、アメリカのエイドデータ研究所の出した報告書なのですが、これについて報じているメディアは基本的に「中国やばい!」と報じているわけです。ところが共同は「中国すごい!」と報じている。

なぜこうした違いが出てくるかというと、自社の特定イデオロギーというフィルター

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