見出し画像

日本の少子化はイスラム移民で解決という暴論

ムスリム同胞団系メディアMiddle  East Eye (MEE)が、「日本を住処とするイスラム教徒が増え続ける理由」という記事を出しました。

ムハンマド・ショケイルという名のエジプト人男性とその姉が、それぞれ日本人の配偶者を得て、日本で暮らすようになったというストーリーが軸となっており、一見すると「国際結婚ほんわか記事」という感じですが、私にとっては気になる問題目白押しの記事です。

ではいったい、どこが問題なのか。

この記事では在日イスラム教徒の増加について、店田廣文という早稲田大学名誉教授に取材しています。『イスラム教再考』をお読みいただいた方は覚えてらっしゃるかもしれませんが、店田氏は同書で私が批判したイスラム研究者の一人です。

この店田氏が同記事内でなんと言っているかというと、

ここから先は

1,900字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?