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サウジとイランの関係正常化と中国の役割を詳説

サウジとイランが外交関係を正常化させると合意した件について、朝日新聞が「イランとサウジが外交関係正常化で合意 中国が仲介 両国営通信報道」という記事を出しています。

冒頭には、次のようにあります。

2016年から断交してきたイランとサウジアラビアが10日、外交関係を正常化することで合意した。両国の国営通信が報じた。両国の代表がこの日、北京で、外交再開を盛り込んだ共同声明に署名したという。中東で米国の影響力が低下するなか、対立してきた地域大国の仲介を成功させた中国の存在感が大きくなることは確実だ。

では、朝日が「確実」と断言してしまっている「中国の存在感」

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