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ごみゼロの日に

ゆたかさについて考えてみる。この自粛期間に入って、ほとんど毎日のように豊かさについて考えている私がたどり着いた私なりの答え。

結論から言えば、私は経済的に豊かであることと人間的に豊かであることの二つが揃って「豊かな生活」と言えるのかな、と考えています。経済的な豊かさとは、人によると思いますが私にとってはお金を気にせず旅行を楽しめるくらいの余裕があること、そして人間的な豊かさとは、心が豊かであるということ。そして心の豊かさとは、他人と共存して生活ができるということではないかと思うのです。

豊かに生きていくためにはいくつか手段があると思いますが、その一つに「消費」があります。まずは目に見える物の消費について考えてみます。

例えば、自分の好みの服を買うこと、部屋の照明を変えること、好きなお肉を食べること。私たちは、自分の生活を豊かにするために、さまざまなものを消費していますよね。

人、モノ、世界と共存して生きていくということ


2020年1月号の『FRaU』にゼロ・ウェイスト・ライフの提案というページがあります。アメリカ在住のベア・ジョンソンさんは”ごみを出さない暮らし”を実践しているそうです。

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4人家族1年分のごみは小瓶1つ分!ゼロ・ウェイスト・ライフのすすめ


自粛生活が始まり、テイクアウトの需要が高まりましたが、みなさん、容器のごみはどうしていますか?

ごみを出さない少しの工夫、一人一人の消費の仕方を変えていくこと。ゼロ・ウェイストのような生活が、世界と共存する生活へつながるのではないでしょうか。


ごみを無くすということ


去年の末、カンボジアに行きました。私はその時に見たプラスチックごみの大里に愕然としました。先進国で今こんなにも減らす活動が行われているのに、ここには、私たちがしている努力はほんの小さなことなんだなと感じるほどの量が道端にあふれている。だけどこれは、先に開発してきた私たちが残してきたもの。”こんなに便利だよ”と伝えてきたもの。一刻も早く、私たちの国が率先して示し、このプラスティックごみの削減をこのような国にも伝えていかなければと思いました。


コロナウイルス対策に、個々人がこんなにも努力することができるなら、ごみを無くす努力は簡単なことだと思います。新型コロナウイルスのようにすぐに結果が出ることではないけれど、いつか必ず結果が出ます。私たちの命に係わる問題です。

消費から世界とのつながりを感じる心の豊かさを忘れずにいたい。

これから、進んでいくといいなと思います。



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