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映画「オブリビオン」意味わからん人用の説明

アマプラのウオッチリストにいつの間にか入れてたので鑑賞しました。

感想としては、わかりづらっ!そして別に面白くない!というところで身も蓋もないんですけども。

1回目に観てる途中で寝落ちしたので結果的に2回観るハメになって、そのおかげで一応話は理解できた私ごときですが、観たけどわかんないことが多くてスッキリしない人用に説明します。

一応どんでん返しがキモの映画なんで、映画を作った人が意図的にミスリードしている内容と、実はこうだったという内容を比較して書きます。

▼登場人物(役名と俳優名混在だけどその方がわかりやすかろうと・・・)
トムクルーズ:地球上で任務についてる主人公
ヴィカ:トムクルーズの仕事の相棒の女で、トムクルーズに惚れてる
ジュリア:墜落した宇宙船から救助した女、実はトムクルーズの妻
モーガンフリーマン:敵として現れるけど実は味方という謎の男で、組織のリーダー

▼ミスリードしてる方の内容
宇宙人が攻めてきて、なんだかんだで人類が宇宙人に勝ったけど核兵器とか使っちゃったので地球は住めない星になってしまった。

土星のあたりにコロニーを作って全人類はそこへ避難しているが、必要なエネルギーを地球の海水から取り出すために、その作業の管理をしているのがトムクルーズとヴィカ。

地球上には宇宙人の生き残りがまだ悪さをしているので、無人の戦闘ロボット(ドローンという名前)を使って宇宙人退治をしている。たまに宇宙人にドローンが壊されるので、それを修理するのもトムクルーズの仕事のひとつ。

土星近辺にある本部「テット」という施設?の人と連絡を取りつつ、宇宙人に壊れされて数が足りなくなったドローンの補給を受けたり、なんだかんだで、日々仕事をこなすトムクルーズとヴィカ。

▼実はこうだった!の方の内容
攻めてきた宇宙人なんて本当はいなくて、攻めてきたのはテットという人工知能的な存在。

テットは、超優秀な軍人のトムクルーズとヴィカのクローンを大量に作って、超優秀な軍隊を作って抵抗する地球人をやっつけようとする。

クローンのトムクルーズたちは、記憶を消されてウソ情報を教えられているので、抵抗する地球人=攻めてきた宇宙人だと思っている。

海水からエネルギーを抽出しているというのも、当然テットの仕業。テットは星から星へと侵略を繰り返して、ある星をカラカラにしたら次の星へって感じで、今回が地球の番。当然、土星のコロニーなんて存在しない。

記憶操作とウソ情報で、宇宙人から地球を守ってると思い込んでるトムクルーズとヴィカは、たくさんいるクローンのひとり。

地球に放射線汚染された危険エリアがあるという、これまたウソ情報を吹き込まれているのは、クローン同士が会ってしまってややこしいことになるのを避けるためのテットの作戦。

でもなんだかんだで、クローンのトムクルーズは別のクローンとも接触、ジュリアが妻ということも思い出すし、モーガンフリーマンとも接触して、テットのウソ情報の全てを知ってしまう。

トムクルーズとモーガンフリーマン率いる人類は、なんだかものすごい爆弾があって、それをテットにぶつけてやっつけるという作戦を立てて、なんだかんだあってトムクルーズとモーガンフリーマンの特攻によってテットは爆散、めでたしめでたし、という話。

こうして書き出してみると、面白そうな内容なんですけどねえ。

どんでん返しの種明かしの説明が下手なんだと思います。そうだったのか!こりゃ一本取られた!という爽快感がないんです。それがこの映画が面白くない理由です。

以下、もろもろ思ったところ。

トムクルーズがカッコいいのはわかるけど、ヴィカやジュリアとのイチャイチャシーンがうぜえ。ジュリアは妻だから夫婦愛ということでいいとしても、ヴィカとのイチャイチャは序盤からうぜえのなんのって。

モーガンフリーマンの部隊に連行された時についたトムクルーズの鼻の傷、これは別の個体のクローンと揉めるシーンがあるので、そこで見分けがつくようにしている、それに気づいた時はちょっと笑いました。

この映画の唯一良いところは、ドローンのデザインです。ガンダムのボールとか、多分そのネタ元の2001年宇宙の旅の作業ポッドみたいな感じで、かわいらしさと怖さが同居した実に気持ちのいいデザインです。

というわけで、わざわざ時間を割いて鑑賞するに値するとは思えない映画だんですが、トムクルーズはこの当時で50とは思えないほどカッコいいので、ファンの人は観てもいいかもしれません。おすすめではないですけど。

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