カッコいいバンド名

最近加入したばかりの素人バンドにはバンド名がありませんでした。

でも、ライブイベント的なものに出ることになったのでバンド名をつけなくてはならないということになり、なんだかんだで私が考えたバンド名が採用されました。

良い名前になったと思うのですが、意味を調べたらものすごくネガティブな意味だったということと、ＺＺトップの曲名に同じ名前があったことを知ってちょっと残念。

そのバンド名を考えるにあたって色々なバンド名や曲名などを見て参考にしようとしたんですが、世の中カッコいい名前がたくさんあることを改めて実感した次第です。

当初は真面目に書き始めたんですが、書いてるうちによくわからんことになってしまったので、鼻くそほじりながらお読みください。

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カッコいいバンド名の例

ヘルプフル・ソウル　The Helpful Soul
ジェファーソン・エアプレイン　Jefferson Airplane
ジェーンズ・アディクション　Jane's Addiction
ジェリーフィッシュ　Jellyfish
ジェスロ・タル　Jethro Tull
ニルヴァーナ　Nirvana
プライマル・スクリーム　Primal Scream
ソニック・ユース　Sonic Youth
コスミック・インベンション　Cosmic Invention
電気グルーヴ
サニーデイ・サービス　Sunny Day Service

こうして書き出してみて気づいたのは、単に「Ｊ」とか「ジェ」が好きなだけじゃないかということと、英単語１個だけ（頭にTheがつく場合も含む）の、たとえばドアーズとかフーみたいなのはあまり好みじゃないんじゃないかということです。

それにしても例にあげたバンド名はどれも、英語の意味は全部まったくわかりませんが、なんていい感じの語感でしょう。こんなカッコいいやつを思いつくヤツの気が知れないです。

そう、語感とか響きが大事だと思っていて、意味は別にどうでもいいです。ホントにどうでもいいです。むしろ意味がわからなければわからないほど良いまである。

もうひとつ気づくのは、Ｓで終わるなんとかズみたいなのにはあんまり惹かれていないということです。自分のバンド名を考える場合でも、～ズは無意識的に避けているフシがあります。

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略称がカッコいいバンド名としては、スタイル・カウンシル　The Style Council ＝ ＴＳＣ が筆頭です。これも意味はまったくわりませんが、略としてTheがＴになってるあたりが良いです。

ＴＳＣに比べると、ＣＣＲなんかは弱いです。丸い字が多すぎてダメです。私は何を言ってるんでしょうか。

カッコいいとは思いませんが、バックチェリー Buckcherry はアイデア勝ちです。チャックベリーを逆にしたという意味を含んだ上でソコソコ響きが良い。

発想としては「コーモンデぐれ」とか「ゴリラげうう」と同じですけど、うまいところから持ってくるとそこそこイケちゃうという好例。

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こうして考えていて思うのは、受け手が日本人の場合は英語のバンド名とそれをカタカナにしたバンド名の両方を目にして、その総合での印象ということになる、これは大きな要素だと思います。

The Who なんていうのは英語だけだったら極めてカッコいいバンド名ですよ。でも日本語で書くとフーですから、熱々うどんが目に浮かんでしまってカッコよさ半減です。

逆に、ヘルプフル・ソウル The Helpful Soul はカタカナだと同じような字がいっぱい出てくる不思議感がありつつも、英語にすると妙な安定感のある字面、合わせ技一本で最高の仕上がりになっています。

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結局カッコ良く感じるのもカッコ悪く感じるのも好み次第というところが大きいことは確かです。でも、絶対的にカッコいい、悪いも存在することもまた事実です。

悪い例で名前を出すと怒ってくるかもしれないので具体名は書きませんが、意味を含ませようとして狙ってスベってるとか、いかにも適当につけましたみたいなポーズだけど下手な狙いが透けて見えてダサいとか、そういうバンド名は山ほどあります。

この辺は言葉の意味や文化を理解できる分、日本のバンドに多いですが、もしかしたら私が理解できてないだけで、海外のバンド名でも同じようにスベってるのもあるのかもしれません。

逆に、良い方で例に出した電気グルーヴなんかは、意味を含めようが含めまいが、文句なし掛け値なしにカッコいいです。好みとは別次元です。

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カッコいいバンド名をつけるというのは、かように難しいものであります。

本名がもともとカッコいい人がそれをアーティスト名として普通に使ってたらカッコいいというエミット・ローズとかドクター・ジョンみたいなパターンは幸運ですが、グループ名となると頭を絞って考えないといけないから大変です。

考えれば考えるほどにスベった時の傷の痛みは大きくなるんですから、本当に名前を世に送り出す前に熟考すべきだと思います。

どんな名前でも良い音楽を送り出していればカッコ良く感じるものだという意見もありましょうが、私としてはそことは関係なく、絶対的なカッコ良さ・悪さは存在すると思っています。