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楽しくバイクに乗るために、人のふり見て我がふり直せ

楽しいカブ通勤もここ最近は小休止中です。仕事柄、早朝から出勤したり深夜に帰宅したりということも多いので寒いというより冷凍されちゃいそうなもんで。

そんなわけでクルマで通勤している上に、成り行きでトラック運転手を兼ねることになってしまって週2回ほど運送に出ています。通勤で毎日70キロ、トラックは週2回程度、それぞれ200キロほど走ってるわけですが、危ない運転をするバイクの多さに辟易としています。

よく目につくのは、車線の左端いっぱいを走る原付です。

二輪だろうが四輪だろうが、周囲の車両に予測できない動きをされると事故の可能性が高まるわけですから、自分の意図を周囲に極力伝えるよう努めることが必要です。

そこで左寄り原付ですよ。アレは何をしたいのかわからないんです。左からすり抜けようとしているのか、あるいは後ろのクルマに先に行ってほしいと思っているのか。左張り付きで50キロくらいの微妙な速度で走られると後続車としては本当に困ります。

原付二種は一般道ではクルマと同等の速度を出せる性能がありますからここでは関係ない話として、50CCの原付の場合はクルマの多い道路を走る場合はちゃんと流れに乗る工夫が必要なんです。

・50CCの速度でついていける交通の流れ(速度)のルートを選んで走る
・ついていけるなら、クルマと同じく車道の真ん中を走る
・ついていけない状態に陥ったら、路肩で停車して後続車をやりすごす

そんなことやってる原付なんて見たことないぞ!という人もいると思いますが、見たことあろうがなかろうが、正しいもんは正しいんですから仕方ありません。

原付に限らず、二輪車はすり抜けて当たり前と思っている輩が多いのは本当に困ったものです。

100歩譲ってや信号待ちで前のクルマの列が完全に停止している状態ならばまだしも、クルマが流れている状態ですり抜けるヤツらは万死に値します。バイク乗りの面汚しです。

路上に何かしら落ちてたとか、対向車線に路上駐車があったりして対向車がハミ出してきたりとかなんてことはザラにあるわけで、その瞬間に横をすり抜けられた日にゃあ接触してもおかしくありません。

特にトラックだとバックモニターがない場合は後ろから突然横に出てこられると予測することは不可能で、しかも車体の幅も広いので非常に危ないです。

すり抜けようとしているバイクは、そのタイミングを狙って前のクルマにビタづけ、車間距離ほぼなしの状態で走ることも多いですから、追突や巻き込みがいつ起こってもおかしくありません。

すり抜けバイクの皆さん、昨日までのことは水に流して許してあげます。今日から改めてください。警察の皆さんも、どう考えても危険ではなかったり渋滞を引き起こすような取り締まりで点数稼ぎをする暇があったら、バイク乗りの面汚しの奴らの取り締まりに注力してください。

バイクとクルマ両方に乗るっていう人はもしかしたら少ないのかもしれませんね。だって、一部のドライバーのバイクに対する不当なまでの冷たさも、一部の悪質ライダーの非常識な運転も、両方の立場を経験している者ならばありえないと思うんです。両方経験していてそうだとすれば、ちょっとそれは問題ですよ。

最近クルマやトラックに乗る機会が増えたことで公道を走るバイクを見るドライバーの目線で考える機会も増えたんです。そこで思うのは人のふり見て我がふり直せということですね。

本来バイクは体むき出しですから万一なにかにぶっついたら大怪我や死亡につながる危険性が高いことが確かですが、車体が小さい分無謀な運転をしない限りドカンとイッてしまうことを避けやすいはずなんです。

悪質なライダーは論外として、悪意はなくとも知らず知らずにクルマから見ると危険な運転をしている場合もあるわけで、そういう部分は自分がバイクに乗る場合に特に注意したいと思うわけです。自分がバイク乗りの面汚しにならないために。

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