記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

メイズ・ランナー シリーズ3部作の話

なんせ暇な正月、アマプラで映画観て過ごしていたんですが、陰鬱とした不気味な映画を多く観たので、そろそろ頭空っぽで楽しめそうな「メイズ・ランナー」シリーズの3部作を一気に観ました。面白かったです。

1~3まで、これを書いてる2024年1月時点ではアマプラで無料で観れました。

ネタバレするので、これから観たい人は注意してください。でも、別にバレててもたいしたことはなくって、楽しめるとも思います。

▼「メイズ・ランナー」の話
記憶を消されて巨大迷路に囲まれた壁の内側に閉じ込められた少年たちが、迷路の中にいる巨大モンスターを撃退しつつ脱出に成功する話。少年たちは壁の外の世界で発生しているパンデミックの治療薬を作るための人体実験のために閉じ込められていたと判明。

▼「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮」の話
少年たちは壁の外で味方となる組織と合流しつつ、悪者の組織や、ウイルス感染して凶暴化、ゾンビ化した人たちから逃げたり戦ったりする話。

▼「メイズ・ランナー3:最期の迷宮」の話
ウイルスの抗体を持った少年たちを犠牲にして治療薬を作ろうとしている悪者の組織と少年たちの最終決戦の話。派手にドンパチやり、犠牲を出しつつも少年たちが勝利、助かった者たちで無人島での新生活が始まったところで終わり。

3作通して、楽しく観れました。でも、ちょっと子供向けかな。アニメとかゲームが好きな人が作った映画っぽいなって感じました。

でも、アクション・シーンがすごいです。楽しい。そして背景のセットとかCGもとてもリアルに撮れていて、まったくチープさがないです。話の内容はハッキリ言ってチープなんですが、映像とアクションがすごいので、あんまりB級感がないです。それだけでも見れちゃいます。

迷路とか砂漠とか、舞台を表現した迫力ある映像はものすごいクオリティで、お金かかってる感じです。ゲームの「ワンダの巨像」とか「ファイナルファンタジー」みたいな感じの舞台を、ものすごい映像で再現しています。この映像だけでも、楽しく見れちゃいます。

脇役の少年少女やサポートしてくれるオッサンたちも魅力的です。何やっても優秀なミンホ、冷静なナイスガイのニュート、三枚目だけどやるときはやるフライパン、女ソルジャーみたいで頼りになるブレンダとか、すごく良いです。

でも、主人公のトーマスはものすごい身体能力と行動力でみんなを引っ張るんですが、行動の動機がイマイチ見えないんでちょっと感情移入しづらいです。トーマスに振り回されつつも、仲間が優秀なので結果うまいこといったみたいな展開の連続。

そしてヒロイン面してるテレサもちょっとうざいので、敵同士になってしまったトーマスとテレサのごちゃごちゃしたシーンがちょっと面倒くさいです。

ただ、この辺になると結果的になんとかなっちゃうんだろうっていうことはわかってるので、そのトーマスとテレサのごちゃごちゃいちゃいちゃが余計うざいです。しかも、テレサの巨乳が気になって会話が頭に入ってこないのは私が変態なだけか。

演出もちょっと古臭いパターンが散見されます。下がるシャッターにスライディングで飛び込んでギリギリ間に合うとか、敵に銃をつきつけられて「バーン」と鳴って撃たれたのかと思ったら敵の方が倒れて、その後ろから味方が銃口から煙出して登場とか、今どきそれかよみたいな。

でも、アクションシーンの合間に仲間同士で口論して、急いでるはずなのに・・・みたいなイライラはあんまりないです。とにかく惜しげもなく撃ち合って、殴り合って、爆発して、追って追われてみたいな感じでスカっとします。

というわけで、話は至ってシンプル、無茶苦茶やるけどなんだかんだでうまいこといく、映像とアクションに見応えおおいにあり、安心してスカっと楽しめる面白い3部作でした。

ちなみに2025年に4も公開されるそうです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?