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コワーキングスペース(いいオフィス)をアップグレードするということ。

新年あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします。

コワーキングスペース「いいオフィス」の龍崎です。気づけば1年近く更新をしていかなったので更新しようと思いつきました!

いいオフィスは2021年11月から順次、新しいロゴに切り替えることを発表いたしました。

2014年、上野で産声をあげたいいオフィスの当時のロゴはこちら。

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個人的にも気に入っていてとても愛着のあるロゴとなっています。しかし、フィリピンのセブ島に進出した際、現地の人は「いいオフィス」ではなく「アイアイオフィス」と呼んでいました。はい、当然外国では「ii」を「いい」と発音しませんので。8年前に海外展開するなんて誰が考えたことでしょうか。いいオフィスをLIGから分社化した時も、世界展開を視野に入れていたにもかかわらず、この問題を放置していました。なぜかと言えば5店舗しかなかったので、本当に世界を狙えるときに考えようと。そして一昨年、数百店舗を超えたあたりからこの問題が再燃します。そこで昨年の4月よりこちらのロゴが採用されるようになりました。

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そこからいいオフィスの整理が始まります。

第4フェーズまである壮大なビジョンを簡潔&わかりやすく
言葉の整理:企業理念づくりプロジェクト


2.企業理念を見える化、ビジネスをスケールするためのブランディング再考
・VI刷新プロジェクト



3-1.いいオフィスのビジョンを具現化する
・アプリリニューアル:いいアプリリリース 



3-2.11月に刷新発表した新VIへの切り替え 
・コーポレートサイトリニューアル、社内ツール刷新


さてここからが本題です。コワーキングスペースをアップデートするってどういうことなのか。私の考えるアップデートとは、コンビニエンスストアのように家の近くにも旅先にもあり、今日はあそこにいこうかなと、明日はここにいこうとお気に入りのカフェにいくように、そして好きな仲間と一緒の空間にいて、いいオフィスを使うすべての人が一つの家族のように仕事などを依頼しあえる、これが世界中でできたらいいなというのが私なりの目指すアップデートでした。しかし、そのためにはこのサービスを確実に黒字にしないといけません。そこで今回公表するのはいいオフィスを黒字にするために必須な5つの柱です。

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①にあるようにまずは店舗数確保。しかし現実はと言えば、当初5店舗ほどのとき(2016年)に、これ以上の直営出店は不可能と私は諦めました。そこで大量出店をするにはフランチャイズモデルしかありえないと。しかし一つ一つ作るのには時間がかかる。そこで既存コワーキングスペースにいいオフィスへ参加してもらうという鞍替えモデルに考えが達します。しかし5店舗のいいオフィスの言うことを聞いてもらえると思えない。なので40店舗まではもくもくと直営店とFCの出店でいいオフィスを作っていきました。40店舗に達した、2019年10月よりウェブアプリと全店22000円(税込)で使い放題という形式で加盟店募集を開始します。申し込みいただいたら1週間でいいオフィスとしてOPENできてしまう仕組み。ありがたいことにあれから2年が経ち、2021年12月末において980店舗ほどいいオフィスへの申し込みをいただいていおります。上図でいう①、②、③の柱でこの店舗数までやってきたということであります。

最近ではコロナ禍によりコワーキングスペースというものの必要性が高くなっております。当然、大手企業様も参入されてきている形です。しかし大手企業様もいずれきづくと思うのです。自分たちの出店する場所だけでは単なる企業のサテライトオフィスにしかならないと。そう、点でしかないと。そうなると大手企業様はなにをするかというといいオフィスの仕組みを勉強してきます。いいオフィスVS大企業、当然資金力では勝てません。それをどうやって出し抜くかと言うと、③④⑤の新アプリにおけるスマートロックと無人管理システムの連携をひたすら隠し開発を行なっておりました。世間的には店舗数拡大と使い放題、大手企業が代理店になっていってるなとそっちに目がいくように。

実はコワーキングスペースの運営には5つの重要なポイントがあります。

①店舗数と内装クオリティ、これらのバランスをとりながらの出店
②従量課金システムや全店使い放題などのサービス
③ユーザーアプリと店舗管理画面
④スマートロックによる24時間利用
⑤遠隔操作による無人化システム

そう、この5つを制する必要があったのです。コワーキングスペースを制するにはこの5つのどこか1つから牙城を崩していくということが正しいのです。ありがたいことにコワーキングスペース展開をされている企業で、上記5つの中から2つ以上持っているところがなかったのです。そこで私は、①、②、③の3つを世間に公表しこの2年間攻め続けていたわけです。当然、収支はずっと赤字、お金はない。私は全構想を話し資金調達を行いたかったですが、情報漏洩の怖さから①、②、③の3つで描ける世界観で資金調達を実行、その間に④、⑤と2021年11月にリリースした新アプリを作り上げていたわけです。これらに関してはメンバーにも株主にもVCにも教えていなかったという徹底ぶりです。一部公表し始めたのはシステムが完成した昨年の6月くらいからとなっています。結果、弊社の考え方に賛同いただきこのような提携が生まれました。

また現在、コワーキングスペースは地方では儲からないと言われています。しかし3年後くらいからは弊社の仕組みを利用すると、地方が一番利益率が高くなります。なぜなのか?それはまだ内緒です。ただ言えるのは地方を制するものがコワーキングを制します。なぜいいオフィスが離島にたくさんあるのか、地方にたくさんあるのか、行政と一緒にやっているのか。
他にも、他の国で同じようなサービスがでてきたら?とかいろいろなパターンがありますが、大丈夫です。その解決方法が第2フェーズなのです。

とりあえずここまで発信できるようになったのは他社サービスがもう複合的には追いつけないだろうという自信。新アプリはありとあらゆる機能にいいオフィスオリジナルサービスがついて無償提供。スマートロックの維持費は月額1台1650円〜、カメラの維持費も1650円、無人対応はいいオフィス本部が無償請け負い。はい、月額3300円で無人店舗ができちゃいます。はい、原価です(※初期費用は別途ですが原価、機材工事費含め12万〜)。当然、会員さんは全世界中何時でもチェックインできて仕事ができちゃうわけです。いちいち、一箇所ずつ鍵をあけるための登録などする必要もありません。全店舗使えるプレミアムプランを購入されている人、ドロップインで初めて使う店舗もアプリ内で完結し扉の鍵が一瞬で開くのです。
いいオフィスの考え方は、店舗から売上をもらおうではありません。この多店舗展開におけるスケールメリット、単店ではできないサービスを作り出し、そこから収益をもらう仕組み。そして各店舗も全体のサービスを売ることができストックを得られるようになっています。

いいオフィスはカメラでも、アプリでもスマートロックでも儲ける必要がないのです。ただ単に、80坪に満たない既存コワーキングスペースに月額10万弱かかるこの3つのシステムは導入できないのです。だから我々が作ったのです。

今後、いいオフィスとしてはいくつかのモデル店舗をいくつか出しますが、無人店舗型のいいオフィスを直営、FC問わずで大量出店していきます。

この無人店舗の出店費用は500万円〜800万円ほどに(坪数、坪単価によるが)なるかと思います。静かに仕事をしたい、テレカンしたい、自習室として使いたい。そんな10坪ほどのスペースが家の近所に存在するようになります。なぜ10坪でも成り立つのか、それはすべての機能が自社開発だからです。

現在、都心でもオフィス空室率がどんどん高くなっています。弊社の無人化における東京近郊エリアの1坪売上はおよそ4万円/月と算出しております。75%が分配金となりますので1坪3万円の売上をFCオーナー様は得ることが可能です。弊社のいいところは空中階でも問題ないということです。賃貸する坪単価が安ければ安いほどすごいことになりますよね。ピンとこられる投資家、ビルオーナーの方は、ぜひ弊社の南麻布のモデル店舗にお越しください。皆さんがいいオフィスのFCオーナーになる日がそこまできているのです。昨年の12月28日に弊社の業務委託の天野さんが(昨年6月にジョイン)がなんとこの無人店舗のFCオーナーとして津田沼にいいオフィスを出しました!

弊社の業務をこなし、ノウハウ得て、業務委託のままFCオーナーになるという天野さん、いや天野社長。

2027年に1万店舗を作るという目標。それは自社だけでは無理なのです。みんなが共感できるサービスであり、そこには理念がある。そして出資する人が儲かる仕組み。1店舗1000万かかるお店を1万店舗作るには1000億円が必要なのです。我々だけでは無理なんです。これをFCにするということ。通常のFCというのは店舗が多くなればなるほど各店舗の売上が仲間内に取られ減っていくというサイクルに入ります。しかしながらオフィスはどうでしょうか。10000店舗作っても弊社の会員はコワーキング利用潜在者の10%もとれないのです。そう、店舗数が増えれば増えるほど全体の利用率があがるという仕組みなのです。いや、うちの会社はリモートワークは認めないよ!?そんな意見もあると思います。私の考えではいまだにスーツ出勤しか認めていない業態、会社では正直導入はきついと思っています。しかしながら20年前はスーツで出社が当たり前だったのです。時代はどんどんかわっていきます。我々のメッセージ「どこでもいい世界」はもうそこにやってきているのです。FCオーナーに興味のある方は ryuzaki@e-office.incまでご連絡ください。

※コワーキングスペースを始めて8年の月日が経とうとしています。このFCシステムの構想を4年前に思いつきどのように進めていくかを何千回もシュミレーションしました。ようやくコワーキングスペースをアップデートするための戦略を全て公開できたことにホッとしています。そしてスマートロック、無人管理システムを低価格にできたことがいいオフィスを運営する立場としても嬉しく思っています。コワーキングスペース業界の8割の店舗は実質赤字といって良いかと思っています。この月額3300円で無人対応も可能にするシステムを加盟店さんにお渡ししていくことによりほとんどのコワーキングスペースが黒字に転換すると思っております。今後も皆さんのお力を借りながら多店舗であることのメリットを生かし攻めていきたいと思っています。






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