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2022の成果と2023への「バトン」|一年間を振り返って|JCI猪苗代

一般社団法人猪苗代青年会議所
2022年度 第44代 理事長 宮澤 重嗣

はじめに

 本年は、メンバーや組織に焦点を当てた1年でした。それは、2023年にJCI猪苗代創立45周年、福島ブロック大会主管を迎えることに加え、コロナ禍によりメンバーが集う機会が減少し、まちの未来について語り合ったり、JCの意義の伝達などの上質なコミュニケーションが不十分になり、組織の訴求力や求心力が低下していることに問題意識があったためです。

 そこで、「個性が輝く組織と地域の創造」を基本理念とし、「守破離〜人事を尽くし、新しい価値を生み出そう〜」をスローガンに掲げ、基本方針「青年会議所の意義の明確化によるブランド構築」「人材と組織の育成による組織拡大」「SDGs達成の推進」の元、「青年会議所のブランドを構築し、会員拡大を図る事業」、「会員の育成と組織の底上げを図る事業」、「組織力の強化を図る事業」を実施いたしました。

本文

01 青年会議所のブランドを構築し、会員拡大を図る事業

 「青年会議所のブランドを構築し、会員拡大を図る事業」では、地域社会に最も必要とされる組織へと進化するために、JCI猪苗代の存在意義を明確にし、その価値を広く地域に届けることで、ブランドを確立し、会員拡大を図りました。

 具体的には、「JCI猪苗代入会案内資料」の制作、結婚・出産・育児など様々なライフステージにあるメンバーが気持ち良く活動できる環境整備「育LOM宣言」、SNSを活用してJCの意義の言語化を試みた「JC論考」、提供できる発展と成長の機会に見合った正会員会費の適正化を目指した「会員資格規程の改正」、メンバーの人となりが分かる「メンバー紹介ページ」の制作などを実施し、5名の会員拡大を実現しました。

02 会員の育成と組織の底上げを図る事業

 「会員の育成と組織の底上げを図る事業」では、会員の発展・成長を促進するために、青年会議所の意義を学び、型を身につけることで、「価値デザイン人材」を育成し、組織の底上げを図りました。

 具体的には、理念共感型の人材育成を目指した「JCの原理原則を学ぶセミナー」の実施、当事者意識向上を目指した新入会員オリエンテーションツール「JCI猪苗代入門書」と「新入会員研修カリキュラム」の開発、高い付加価値を生み出せる人材育成を目指した「価値デザインセミナー」を実施しました。

03 組織力の強化を図る事業の実施

 「組織力の強化を図る事業」では、2023年のJCI猪苗代創立45周年、福島ブロック大会主管を見据え、磐梯高原エリアから新たな価値を提唱するために、中期ビジョンを描き、SDGs達成を推進することで、会員を統合し組織力を高め、2023年度の素地を作りました。

 具体的には、メンバー個々の思いや状況を把握し、組織の全体最適を目指した「1on1ミーティング」の実施、地域のステークホルダーの皆さまと協働し、マルシェとの同時開催を実現した「第11回猪苗代ノルディック・ウォーキング大会」の実施、磐梯高原エリアのありたき姿を描いた「まちの中期ビジョン」の策定を行いました。

おわりに

 今年度の大きな成果の一つは、地域の皆さまを交えて地域の価値や未来について語り合い策定した「まちの中期ビジョン」です。これによりJCI猪苗代が目指しているものが内外に対して明確になり、地域のステークホルダーの皆さまとの連携・協働や理念共感型の会員拡大を推進することが可能になりました。

 2023年よりビジョン「心耕し 心揺さぶり 心躍る 磐梯高原」を元に運動が展開されていきます。心を育み、心を豊かにする体験を重ね、未来に希望が持てる、そんな幸せを育むことができる地域の実現に向けて、引き続き人事を尽くしてまいります。メンバー始め、地域の皆さまの多大なるご理解ご協力に改めて感謝申し上げます。1年間、誠にありがとうございました。2023年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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宮澤重嗣/MIYAZAWA Shigetsugu
會津藩祖保科正之公を始め、歴代會津藩主を祀る「土津神社」禰宜。
「幸福感受性の回復」という使命のもと、健やかな人間形成に資する會津武士道の矜持である「義」の心の発信に努めている。

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