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岡山市|吉備路ロマン無料循環バスの旅
2022/9/23(金)〜9/25(日) にかけて,岡山市周辺を旅してきました.この note では,1日目の様子を紹介します.
吉備路ロマン無料循環バス
まず前提として「吉備路ロマン無料循環バス」をご紹介.
吉備路ロマン無料巡回バスは,岡山デスティネーションキャンペーンに合わせて運行されていた,吉備路エリアの観光スポットを巡る無料循環バスです.バス自体は両備バスによって運行されていました.
このバスは 9/25 が最終運行日だったので,私が訪れたのは運行終了ギリギリです.
吉備路エリアとは?
岡山駅の北西あたりから総社駅の東あたりまでのエリアを指します.このエリアには観光スポットが沢山あるものの,互いに距離が離れています.そのため.今回のような循環バスがあると便利です.
移動経路
下の図のような感じです.赤線が循環バス,青線が徒歩移動です.
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物好きな私は,かなり偏ったスポットを巡ります.まず造山古墳,次に最上稲荷+龍泉寺,最後に陣屋町足守です.
本当は吉備津神社,吉備津彦神社,備中国分寺なども巡りたかったのですが,時間の都合により,また別の機会に訪れるということにしました.吉備津神社・吉備津彦神社については駅チカなので,他の機会でも訪問しやすそう,という点も勘案しています.
プロローグ:新宿→岡山
当方は関東在住のため,木曜夜の夜行バスで岡山まで移動します.バスタ新宿から岡山までは,日によりますが片道4000円程度で行き来できます.もちろん4列シートの地獄旅ですが.
今回利用したのは,千葉みらい観光・KBライナー.GPS の記録によると新東名経由のようです.
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金曜の朝に,岡山に到着します.
岡山駅→造山古墳
岡山駅へ到着後,いざ,循環バスへ.乗り場は岡山駅北口西口です.
循環バスの運行はこの連休限りで終了というタイミングだったので,それなりに盛況でした.オバチャンたちが「この前は数人しか乗ってなかったのにね〜」と話していました.
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造山古墳
最初に訪れたのは造山古墳(つくりやまこふん)です.一番大きい古墳の南側にも小さいのがたくさんあるので,適当に散策します.
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まずは,バスの発着場にもなっている「造山古墳ビジターセンター」で軽く情報収集します.ビジターセンターでは古墳関連の展示や映像の放映が行われています.時間がある場合は,ここで事前に情報収集してから古墳を見に行くのがオススメです.
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こちらの図を見ると,造山古墳南側に小さな古墳がたくさんあるということが,よくわかります.
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では,一番大きいメインの造山古墳に登ります.地図から明らかなように,前方後円墳です.
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一般人が立ち入ることのできる古墳としては最大とのことで,けっこう大きいです.割と最近に整備されたと思しき歩道があります.
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古墳東側斜面は住宅に侵食されかけているのですが,それを古墳の上から見ると下図のような感じ.瓦屋根の家々が雰囲気を演出しています.
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後円部から西側を見ると,のどかな田園風景が広がっています.
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そして,この古墳で一番見ておくべきは,これ↓です.
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造山古墳の南側(前方後円墳の「前方」の部分)は神社に改造されていて,手水舎にはどこかの古墳から盗掘されてきた石棺が鎮座しています(大昔の人がやったことなので仕方ないです).
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古墳南側の階段から麓まで降ります.造山古墳の南には小規模〜中規模の古墳が沢山あるので,これを眺めていきます.
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そんな古墳のうちの1つが,千足古墳です.なんかすごいものが出土したとかで,お金をかけて整備工事している途中でした.完成したら面白そうな見た目をしていますので今後に期待です.
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造山古墳→最上稲荷
造山古墳を後にして,最上稲荷へ移動します.車内からは,備中国分寺の五重塔が見えます.
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また道中では作山古墳(造山ではない)の横も通ります.岡山県内では造山古墳の次に大きな古墳です.
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最上稲荷参道入口あたりの駐車場でバスを降ります.
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最上稲荷
第2の目的地は,最上稲荷です.といっても参拝が目的ではありません.青線のように,奥ノ院まで登山して,その道すがら,「あるもの」を拝むのが目的です.
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まずは麓から旧本殿へ向かいます.
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しばらく参道を登ると,旧本殿に到達.
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その裏手に,奥ノ院へ向かう階段があります.実はこの階段,かつて運行されていたケーブルカーの路盤跡なのです!
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そう,最上稲荷を訪れたのは,下図緑線部分でかつて運行されていたケーブルカーの遺構を眺めるためなのです.これ目的で訪れる人が一体どれだけいることやら.
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途中,ただの階段にしては広めなところがあり,ココを通ってたんだなーというのがわかったりします.
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途中で参道は路盤跡を逸れて左へ折れます.侵入する人がいるのか,路盤跡には注意書きが.
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途中で八畳岩というところへ寄り道します.ここまで相当登りますが景色はとてもよいです.さっき出発した麓の駐車場が,もうあんなに小さく!みたいな体験ができます.
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そんな調子で階段を登り続けること約30分,頂上付近のやや開けた場所に,突如として立て看板が出現.
「中國稲荷山鋼索鉄道(ケーブルカー)・奥ノ院駅跡」.
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すぐ脇の藪の向こうには,駅の遺構である石垣が確認できます.昔はもっと近付くことができたそうですが,危ないので今はロープが張られています.
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サラッと書いていますが,ここまでの登道は徒歩では相当にキツイです.ここまでケーブルカーが通っていたら,ずいぶんと便利だろうになあと,そう思うのでした.
最上稲荷→龍泉寺
その後,もっと先まで歩き,奥ノ院を過ぎると,立派な道路と合流します. ここまでキツイ階段を登ってきたので,(車でココまで来られるのかよ…!)という気持ちになりますが,先へ進みます.
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龍泉寺まで歩きます.激烈な下り坂を歩きます.
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奥の院からさらに歩くこと約30分,竜泉寺に到着.
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龍泉寺
境内をぐるっと周れるようになっているので,周ってみます.
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なんだか映える景色が広がっています.写真を取りに来たと思しき人々がチラホラ.
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龍泉寺→陣屋町足守
暫く待つとバスがやってきました.大型車ゆえか,転回にずいぶんと苦労していました.
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今度は左回りで足守まで逆走します.
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陣屋町足守
古くからの町並みが保存されており,それだけでも綺麗ですが,いくつか見て回るところがあります.
かつての商家の醤油工場が保存整備されて無料で入れます.色々な道具や施設が展示してあり見応えがあります.
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まだあります.こちらは武家屋敷です.こちらも無料で見学できます.太っ腹です.
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屋敷内は,家族用スペースや来賓用スペースなどグレードが分かれています.離れには茶室があったりもします.
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続いて,近水園(おみずえん)です.かつての大名庭園です.後楽園の小さいバージョンですね.掃除のおじちゃんが巡回していたりして整備が行き届いており,綺麗でした.本当は紅葉の季節に訪れるのが一番いいようです.
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最後はこちら,緒方洪庵誕生の地です.緒方洪庵は近代医学の発展に貢献した人物です.だいぶ前に「JIN-仁-」というテレビドラマで武田鉄矢が演じていた人物です.
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陣屋町足守→岡山駅
岡山駅まで戻ります.
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途中,最上稲荷の大鳥居が見えました.
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市街が近づいてくると,渋滞にハマりました.
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そんなこんなで,遅れに遅れて岡山駅まで戻ってきました.
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岡山駅でプレゼントをゲット!
移動途中,デジタルスタンプラリーという催しが開催されていることに気付きました.そこで,陣屋町足守から,右回りで辿れる範囲はスタンプしていきます.
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さて,循環バスの運行期間中,岡山駅2階の通路部分に臨時案内所が設置されておりました.その案内所の係員に,スタンプが3つ以上押された画面を見せると,ちょっとした「プレゼント」が貰えるという仕組みになっていました.
私も,その「プレゼント」を頂いてきました.それがこちらです.両備バスの運転手ストラップです.
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係員の方曰く,他にも何種類かの「プレゼント」が用意されていたようなのですが,夕方の遅めの時間だったゆえか,このタイプのストラップが3つ残っているのみでした.
他の「プレゼント」がどんなものだったのか少々気になりますが,無料で色んな所へ運んでくれた上に,このようなものまで頂くことができ,お得な気分になったのでした.
締めくくり
この後,翌日に備えて倉敷まで移動し,夕食にデミカツ丼を食べて一日を終えました.
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以上で,吉備路ロマン無料循環バスの旅は終了です.
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