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もし今、手元に30万円あったら。

もし、今、手元に「自由に使っていい30万円」があったとします。
これ、将来的な計算も含めて、何に使うのがよいのでしょうか?

ま、そんなお金なんか持っていないので本当のところ「よく分からない」のですが、少し考えてみた。

(1)メイプルリーフ金貨1オンス2枚。

最近の田中貴金属店での販売価格が16万強くらいだから、ちょっと足せば買える。ただし、将来にわたって金が暴落しないという保証はない。そして、金貨というのは「誰か買ってくれる人が居る」ことが前提で、それ自体は食べて栄養にすることも出来ないし、そこに住むことが出来る訳でもない。現物だから盗難のリスクもある。全面核戦争とか起きて人類最後の日が来ちゃったら、金貨なんて何の役にも立たない。そんな馬鹿なと笑う人は笑ってください。某国の若き元首が頭に血を上らせて米軍基地に核ミサイルなんて撃ち込んじゃうとさあ大変、太平洋を越えてお相撲見に来ちゃう大統領が、丁度核兵器削減で捨て場に困っていた古い水爆積んだICBM10発くらいぶち込みかねない。何しろ数千発ある訳ですから、10本くらい飛ばしても全然減らないし……とか調子に乗ってしまうと、若き元首の某国のバックについている民主主義ではなく宗教を禁止している愉快な超大国がシルクワームで「倍返しだ!」。マジ、人類最後の日、笑えない。ちなみに地球最後の日、にはならないので、その点誤解なされませんように。原因が何であれ、もし地球上から全人類が姿を消したら、時間の問題で発電所が停電します。それを復旧する人が誰もいない、となると、「全電源喪失」という現象が、全世界の原発で発生します。その先どうなるかというと、福島第一みたいに命がけで冷却を続ける人など居ませんから、原子炉が次々に爆発するという現象が発生します。核の上塗り。人類どころか全生物絶滅もあり得る。ゴキブリでも生き残れるかどうか。ただ、地下数キロで生きている原始的生命体とか、世の中にはまだまだ訳の分からない生命体があるので、全生命体の絶滅はないのかもしれない。そもそも生命体は真空の宇宙空間から彗星に乗ってやってきたという説もあります。放射能に耐性を持つ細菌とか、実はあって、生き残っているかもしれない。でも哺乳類絶滅はあり得るでしょう。で、その先どうなるかというと、何てことはない、生命の歴史「一からやり直し」になるだけです。地球が生まれたのが45億年前として、その時、地上に哺乳類なんか住めたもんじゃなかった。何しろ地上は1000℃のマグマに覆われていたので。酸素もなくてオゾン層もないから紫外線降り注ぎまくり。真核生物が原始の海の中で誕生したのが38億年前。38億年と言わず3億年もあればもう放射能なんて崩壊し尽くしている。ただ38年億前と違うのは、既に地上に「酸素が存在している」こと。とすると、放射能の影響が小さくなった3億年後くらいには地上に森林が再生しているかもしれない。それからから恐竜の時代を経て、3億6600万年後には哺乳類誕生。3億6620万年後、人類(みたいな奴?)誕生。3億6622万年後くらいにまた世界情勢無茶苦茶になって……といっても無限に繰り返せる訳ではないです。太陽の寿命というのは、まだ100億年くらいあるけれど、太陽が終わる前に太陽が高熱のまま肥大化して地球を飲み込んでしまうそうなので、地球に人類が住める環境であり続けるのは長くてもあと17億年から50億年くらいが限界。17億年としてもあと4回リピートが限界かなあ……って、何の話だっけ?そうそう、メイプルリーフ金貨1オンス2枚。なんかどうでもよくなってきた。

(2)高級風俗ご体験。

風俗といってもその内実は様々な訳でして、その頂点(?)を極めるとすると、おそらく吉原の高級風俗あたりではないかと。吉原の高級風俗って、だいたい20万円くらいだそうです。でも本当のことはよく分からないんで、もしかしたら間違っているかもしれません。私の情報の元ネタは、2ch発の小説(映画化された)「風俗行ったら人生変わった」。出来たての頃にまとめサイトで原作で読んだだけです。ということは、30万円あったらおつりが来る。日本国内に住んでいる人なら、稚内であれ西表島であれ、東京まで往復の交通費も出せる訳です。川崎堀之内だと10万円で高級店行けます。これは私が川崎に住んでいたことがあって、地元情報としてそういう話を聞いた。もう20年くらい前の話ですけど、多分、今でもそんなには変わっていないと思う。でも吉原も堀之内も、私は行かないです。病気とか怖いし、お金貰っているからといって、そこで働いている人たちは必ずしも(というか多くの場合)、好きでその仕事に就いている訳ではないのであります。そう思うと、何か悲しい。それはそうとして、吉原も堀之内も男性ターゲットだからなあ、女性はどうしたらいいのかな?新宿の高級ホストクラブとかで思い切り豪遊するには、30万でも足りないかも。その方面の事情に詳しくないのでよくわかりません。すみません。
風俗とは全然違うけれど、京都の舞妓さん、昔は一見さんお断りでしたが、今は20万くらいで舞妓さんを呼べるそうです。でもね、値段はともかくとして、何で一見さんお断りだったのか、考えた方がいい。簡単に楽しめる世界じゃないってことです。それなりの教養があって、舞妓さんの芸を味わえるベースがないと、舞妓さんと何して遊ぶんだろう?って話になってしまう。日本舞踊とか三味線とか、私はよくわからないです。そういう人だと舞妓さん呼んでも何も面白くないかもしれない。会話といっても相手は二十歳前の、女子高生くらいの人たちです。普通のおじさんおばさん、話、合わないよ。女子高生達に今人気のK-Popとか韓国コスメ、知ってます?全然分からないです、私。舞踊と三味線が楽しい人なら、一度は体験しておいても……というお勧めはしません。舞妓さんって、あくまで「若い見習」なんです。見る目のある人なら、見習いを卒業したベテランの芸妓さん呼ばなきゃ物足りない、かも。

(3)定額貯金10年満期。

1990年頃だったら、絶対これがお勧めだった。税引き前年利6%超。半年複利なので利回り8%超。でも、1970年代はもっと凄くて、利回り11%という時代があった。300万までマル優非課税。10年で2倍になって帰ってくる計算。その時、私は小学6年生。「10年後、倍になって戻ってくる。その時あんたは大人になっている。その定額貯金でスーツ買いなさい」と、母親に勧められて、小遣いを貯めてこしらえた5万円くらい?を定額貯金に預けました。母親が元商売人で父親が銀行員だったので、まあそんなもんかな、と。兵庫県西宮市の下大市郵便局に5万円を預けました。ところが実際に10年と少し経って1990年に社会人になった時、満期を迎えた定額貯金は本当に10万円になって帰ってきたんですが、スーツは郊外型の安売り店の登場で4万円台で買えるようになっていたんですね。2019年の今はもっと安くて、さらにその半額で買えたりしますが、私自身がスーツを着ない職業に転職してしまい、昔のスーツは「みっちみちでもう着れない」。それはさておき1990年といえば、時はバブル。新入社員でも10万円のブランドスーツ着ている人も、居るには居ました。でも私はスーツにはつぎ込まなかった。満期の定額貯金、何に使ったかというと、「初めて買った」パソコンでした。EPSONのPC-286VF、5インチフロッピー版。当時全盛期だったNECのPC-9801シリーズは、最新型がPC-9801RA、本体だけで398000円(モニタ別売り)で、とても手が出なかった。286VFは198000円くらいだったと思う。プリンタもEPSON、48ドット熱転写プリンタ。熱転写プリンタってインクリボン使うんですけど、当時、インクを厚塗りして「数回繰り返し使える」互換インクリボンとかあって、それ買ってました。定額貯金10万円では足りなくて親から借金して毎月1万円ずつ返していましたが、結構キツかったのを覚えています。OSはMS-DOS 3.3B。OSが別売りで、そのOSだけで13800円くらいしました。OS別売りなんて、今では考えられないですよね。ちなみにその頃、Macはキャノンが日本代理店で、モニタ内蔵のMachintosh が(スペックは忘れたけど)確か65万円くらいだったと思う。
今、これを書いているWindows10のデスクトップPC、今時デスクトップPCなんて使っているのは職業的に高速なPCと大きなモニタが必要な人とか、オンラインゲームでバリバリ戦いたい人とか、何か「事情のある人」だけになってしまった。私が今使っている(これを書いている)PCは、2年前にEPSON Directで14万円くらいで買った。私、よっぽど好きなんだな、EPSON。決して安くはないけれど、安定していて安心して仕事に使える。今のPC、CPUのメーカーはPC-286VFと同じIntelだけど、Core i7 7700K (最低時)4.2GHz。メモリ8GB。ビデオカードはCPU内蔵グラフィックス。うちは動画を扱わないので、それで間に合う。ストレージはOSの起動とアプリケーションの起ち上げを速くするため、ちょっと贅沢してM.2 SSD256GB。仕事でPhotoShopとIllustratorとDreamWeaverとWordとExcelとブラウザとメーラー全部同時起動とかするのでこのくらいのスペックは欲しい。データ保存用には後付けで買ったM.2 SSD 1TB。データは大事、うちの生命線なのでSundiskのしっかりしたの買いました。
それでは30年前のPC-286VFって、どんなスペックだったでしょうか?CPU 80286 12MHz、まだハードディスクは高くて手が出ず、ストレージは2HDのフロッピー1.2MB(TBではない、GBでもない)2台装備。メモリ「フル装備」640KB。640KB?640MBの間違いではありません。今、安いPCでも4GBは入ってますよね、メモリ。それが昔のストレージを軽く飲み込んでしまうと言う、何だか物凄い未来に来てしまったような気がいたします。
で、今の仕事用PC Core i7 4.2GHz&8GB&M.2 SSDですけど、この「noteに文章を書く」って用途にも使っていまして、それって昔、PC-286VFの「新松」(今、一太郎でさえマイナーになってしまっているのに「松」を知っている人はどのくらいいるのだろう?)で原稿書いて新人賞に応募していた頃(ちなみに全滅)と、本質的に、やっていることはあまり変わっていないような気がしないでもない。てことは、これってコンビニ行くのに新幹線「のぞみ」のグリーン車に乗っていくようなもの?何やってんだろ?私。てゆーか何でパソコンの話になる訳?定額貯金10年満期の話だっけ?今預けると、10年で利回り年利0.01%だそうです、2019年5月24日現在。100万円預けて10年後に税引前100万1000円。1000円?そんなの湯河原のご当地キャラ手ぬぐい(飯島意匠企画制作)20本卸したら全然OK(小売価格ではない、卸価格-製造原価)。手ぬぐいって3000本作っても100万円なんてかからないです(本当の原価は企業秘密)。金融機関が入札する国債がマイナス金利のご時世。これでもゆうちょ銀行は苦しい思いをしているのだろう。

(4)天賞堂の1/80鉄道模型、ブラス(真鍮)製の国鉄型蒸気機関車。

天賞堂の16番(1/80鉄道模型)と言えば昔から高級鉄道模型の代名詞でしたが、今はラインナップが広がっていて、天賞堂でもプラスティック製1/80製品が販売されています。もちろん安い。このnoteに載せている写真のキハ17、プラスティック製で、定価3万円くらいだと思います。いや、3万円の模型って「安い」かな?そんなことないと思うけど、実際にはヤフオクで11000円で落札しました。11000円が「激しく安い」と思えてしまうところが天賞堂。造り込みが凄いんです。手すりとか「バス窓のHゴム」とか床下のエンジンの造形とか。あと、多分安定走行のためにウェイトを積んでいるのだろうけれど、ずっしりと重い。いくらNゲージが進化したとは言っても、天賞堂の1/80を手にしてしまうと意識が飛んでしまうです。3万円のプラ製でこれなんです。ブラス(真鍮)製の蒸気機関車、日本の職人が半田ごてで配管の1本1本まで手づくりして、物凄い仕上がりです。銀座の天賞堂に行ってブラスの蒸気機関車を見て圧倒されました。今、JR東日本仕様のC61が税別29万5000円。C62だと33万円から41万円くらい、ちょっと予算を超えそう。小さな機関車なら安いかな?と思ってC11を見ると、税別26万6000円。やっぱり30万前後はかかる。同じくらいの価格帯、30万円を少し超えるくらいで「本当のHOゲージ」1/87、軌間12mm、Models IMONの真鍮製蒸気機関車もお勧め。スケール的に、アメリカの車輌とかと並べてみると、日本型車輌の小ささ、線路幅の狭さがよく分かります。1/87アメリカ最大の蒸気機関車ビックボーイの横に、1/87「日本最大最速の蒸気機関車」C62を並べてみると、その「小ささ」に感動すると思う。アメリカの鉄道、実物の軌間は1435mm。トンネルが無くて基本的に非電化なので車輌の高さは事実上無制限。今でもコンテナの「ダブルスタック」といって、日本で貨車1両に5個ずつ積んでいるコンテナよりも大きなコンテナを、縦に二段ずつ積み上げて走らせている。車体幅は新幹線とほぼ同等。これを1/87に縮小すると軌間16.5mmのHOゲージになる。日本の在来線は軌間1067mm。天賞堂の1/80は、世界各国の模型線路システムが共通に使えるように、軌間16.5mmにして、車体も本来のHOゲージの縮尺1/87とは異なる縮尺1/80を採用しています。1/80、16.5mm軌間をHOと呼ぶ人もいますが(というか昔は普通にHOと呼んでいた)、16番ゲージと呼ぶのが正しい、という意見もあります。日本の在来線軌間1067mmを1/87にすると線路幅は12mm。HO1067という呼び方もあります。そのメーカーの一つが先に挙げたModels IMON。こちらの蒸気機関車も又、真鍮製で手づくり、緻密、芸術品級。繰り返しますが、天賞堂と同じくらいお勧めです。って、一体何をお勧めしているんだろう?私。あの、天賞堂であれModels IMONであれ、「将来に渡って値崩れしない」とか期待しない方がいいです。どんな物でも一度人手に渡ってしまうと中古品になりますから、元値では売れないです。とはいっても、それなりの価値は持ち続けるであろうと思います。鉄道、流行ってるし。天賞堂の1/80ブラス製蒸気機関車、状態が良ければヤフオクに出したら20万以上になるかな?そうは言っても鉄道に興味の無い人には「全面核戦争後の金貨」並に意味のない出費です。1/80って場所取るし。小型エンジンで走らせるRC自動車模型やRCヘリコプター模型という世界もありますが、そちらの方は私自身相場がよく分からないので30万円でどのくらいのものが買えるのか、よく分かりません。多分、好きな人にはたまらない「深み」があるのだと思う。

(5)歯を徹底的に治す。

歯というのは本当に一生ものの財産です。それも、天然の自分の歯、それが最高です。でも、普通はどうしても虫歯の一つくらい、出来てしまう。その原因の多くは子供の頃に虫歯の原因となる菌に感染するところにまで遡るのですが、子供の頃、虫歯で乳歯を抜きまくったりすると、永久歯が斜めに生えてきたりして、大人になって歯並びの悪さに苦労することになる。私がそうです。何が苦労って、歯磨きの難易度が格段に上がる。隙間とか歯のずれたところとかに食べかすが詰まって、歯ブラシ、フロス、歯間ブラシとか総動員してやっと取れる、みたいなことになる。歯科衛生士から指導を受けても、なかなか難しい。しかもそれを毎日やれとか、疲れている日とか、本当に無理。で、どうしても虫歯を作ってしまう。でも、虫歯も痛くなる前に見つければ、割とキレイに直せます。治療費も安く済みます。3ヶ月か半年に一度は、痛くなくても歯科検診。これお勧め。費用も保険適用で3000円くらいだし。これ、30万云々とは関係ないけど充分お得な支出だと思う。
もし虫歯を酷くしてしまって、神経治療までやって歯の根だけ残して、土台を差して人工の歯を被せるってとこまでは保険治療で出来ますが、2019年現在、日本の健康保険で認められている虫歯の神経治療って、50%位は再発のリスクがあります。だから、そういう時に、自費で徹底的に治してくれる歯医者に行く。1本30万円はかからないかもしれませんが、1万円とかでは出来ない。遠い大学病院とか行かないといけないかも知れない。通院費用も馬鹿にならない。それでも虫歯が再発しないと思えば安いもの。ただ、医療技術の改良というのは歯科の世界にも物凄いものがありまして。何でもかんでもお金を掛ければよい、という訳でもないみたいなんです。保険治療でも、25年前の治療と今の治療とでは、全然別物になっておりまして、私の前歯がそうでした。25年前、虫歯で神経治療をして、根を残して全部削り、金属の土台を埋め込んで人工の前歯を被せました。その時、歯科医から選択肢を提示されました。1つは保険治療、2万円。実際には(当時の健康保険の本人負担は)1割だったので、2000円。これはプラスチックの歯を被せる。もう一つは、自費治療。セラミクス製の歯を被せる。見た目が自然で明らかに質が高い。それが1本7万円。迷いましたが、私は保険治療を選択しました。もし将来、給料が上がってお金が入るようになったら、その時にセラミクス製の歯に交換して貰おう、と。で、念のため質問したんです。もし今保険治療をして、将来セラミクスの歯に変えて貰うことは出来るのですか?と。それは「歯にダメージは与えるけれど、可能」ということでした。で、保険治療で前歯を治してもらったけれど、正直、がっかりしました。形が不自然で、いかにも作り物って感じの歯で。その時の仕事が芸能人だったら致命的でしたし、営業の仕事でもマイナス要因になったかもしれない。でも、その時やっていた仕事は経理。まあしょうがないか、と諦めました。それから25年後、予想外の展開。25年前に治療した前歯が痛み始めました。レントゲンを撮ってもらうと、外からでなく、中の神経治療をしたあたりから虫歯が再発していました。歯科医の診断は、これは被せ物を外して再度神経治療するしかない、と。この時にまず思ったのは「25年前に7万円掛けていたら、今、全部無駄になっているところだった」。しかし、それだけではなかった。25年の間に歯科治療の世界もすっかり変わって、保険治療でも、まず、土台に金属でなくグラスファイバーを使う。それと、被せ物はプラスチック(硬質レジン)ではあるけれど、素材や加工技術が大幅に進化していて、ぱっと見ただけでは天然の歯?と見えてしまうくらい、リアルでキレイなプラスチックの歯が作れるようになっていたのです。すげーよ21世紀の歯科技術。前歯が帰ってきたよ。これならもう、セラミクスの歯に差し替えるなんてことしなくて全然OK。今は国民健康保険なので3割負担でしたが、6千円くらい。25年前に7万円払わなかったことは、結果的に大正解だったのです。そう考えると、その時点での最新技術に飛びつくというのも、必ずしも有利とは限らないみたい。たかが虫歯治療と思って「25年先の技術」なんて考えることはなかったけれど、技術の進化というのは本当にあるものなのです。
ただ、被せ物は大進歩しましたが、保険で認められている神経治療そのものには、未だにベストとは言い切れない部分があります。今回治療した前歯も、将来的に虫歯再発の可能性は50%くらいある。30万円あれば大学病院に行って自費で現在出来うる最高の神経治療を受けることが出来たかもしれない。そういうことにお金を使うのは、アリかなあ、と思う次第です。25年後には、そういうこと(再発の少ない神経治療)も保険で可能になっているのかなあ……技術的にはすでに相当程度確立しているし、さらに進化してているかもしれない。でも、国民医療費の抑制という国の方針からすると、健康保険の適用は、あまり期待できないかも、というのが私の今の考えです。長々と書きましたが、短縮すると、被せ物に贅沢をするのはどうかと思うけれど、こと神経治療だけにはお金を掛けた方が、本当はよいのだろうな、ということです。

と、まあ、もしも30万円あったら、という私の馬鹿話にお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。現実、もし30万円あったら、それだけで、うち、家賃込みで2ヶ月暮らせます。

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