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青海ではなく、青梅

東京湾岸にあるのは「青海(おうみ)」。
東京多摩にあるのは「青梅(おうめ)」。
湯河原でこの季節に無人販売所に出回るのは「青梅(あおうめ)」。

青梅(あおうめ)は、戦中戦後の物のない時代に、飢えに耐えかねた子供が木からもいで食べて中毒を起こすことが、しばしばあった。青酸を含む毒性物質を含むので、危ない。梅酒とか梅シロップに加工すると、漬け込んで時間が経過するうちに毒物が分解してしまうので大丈夫。

湯河原の無人販売所に出る青梅(あおうめ)は、傷物とかで市場に出せないやつ。だから安いのだけれど、1kg100~200円で、シロップにするには何も問題ない。
多摩の青梅(おうめ)だったら、もしかしたら傷物が安く手に入るルートがあるかもしれない。現地の事情を知らないので分からない。
湾岸の青海(おうみ)は、まず無理。成城石井とマルエツかあるので、綺麗な大粒の梅は手に入ると思うけれど、多分1kg、580円~980円くらいすると思う。

湯河原の無人販売所は、町のあちこちにあって、今は雑柑(ざっかん=温州みかん以外の柑橘類、今なら甘夏とか清見とかはるみとか)が1袋200円くらい。市場に出せない傷物が安い。味には全然問題ない。産地から消費地までの距離が極度に近いので鮮度が高い。

隣町の真鶴に漁港があって、アジとか毎日あがる。小田原百貨店の惣菜売り場で、アジフライ1匹50円で、めっちゃ旨い。多分あれでも前日の売れ残りか何かなんだろうけど。

反対側の隣町には熱海があって、新幹線に乗れる。こだまじゃん、と思うかも知れないけれど、静岡か浜松でひかりに接続する便とかあるし、今、こだま号でも270km/h出すので速いんです。

湯河原、いいですよ。


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