子供と釣りゲームをアジャイル開発した話
いや、アジャイル開発は大げさ(まさに釣りタイトル)なのだけど、さっき子供と遊んでいて気づいた話です。
元ネタはポケモンの釣りができるオモチャ
先日、日本から我が家に遊びにきた友人が、子供へのお土産に、これを買ってきてくれたんです。
バスボールをお風呂に入れるて、溶けると中から水ポケモンが出現し、魚釣りゲームができるというもの。
ブクブクとバスボールが溶けた後にポケモンが出てくるとか、よくできてる。うちのお風呂でヒンバスが2匹釣れて、子供達はけっこう盛り上がりました。
こんな感じで↓
で、そうすると後日、
自分でそのあとも遊びたい
ってなりますよね、子供は。
調理用のボウルに水を貯めて水槽(釣り堀)とし、そこに、なんか引っ掛けどころのありそうな小さめのおもちゃを入れたり、自分たちで考えて遊んでました。
それで、父親の僕を、誘いに来てくれました。「釣り堀1回1ユーロです〜」と。お店やさんゴッコにもなってて微笑ましい。けど、ちょっと高い。
「初回は練習でタダでやらせてよ」と交渉してやってみました。
それで、やってみるとどうも、上の方に「浮くやつ」しか釣れない。釣り針がプラスチックで軽くて、水中に入っていかないから。
元の商品は、バブルバスから出てくるポケモン自体に「浮き」がついていて、水面付近で釣れるようになってたんですね。
息子の改善案
そしたら下の息子(6歳)が、さっと部屋にもどって釣り針のあたりに「重り」を括りつけて戻ってきました。
親バカですが、そういうのパッと思いつくの頭イイ。
それで再度やってみたら、ちゃんと釣り針が沈んでゆくし、水底近くで針も動かせる。
引っ掛けるためにウルトラマンタロウの股下なんかを狙うのが適度に難しくて「おおお〜っ」とか言いながら、盛り上がれる。ゲームバランスもいい感じの遊びになりました。
父の被せ案
よしよしゲームらしくなって来た。
「でも、やっぱ1回10セントね」みたいにして、遊んでみました。
それでコインを財布から出したりしながら、ふと思いついたのは、
ボタン電池の代わりに、プレイ料金のコインそのものを「重り」にしたら良くない?
という案。
重りナシだとタダで遊べるが、水中には沈まないのでイイのが狙えない
5セントや10セントを払うと、重りをつけられるが(日本の1円玉のような感じで)思うようには沈まない
50セントや1ユーロ(50円玉や100円玉くらい)とかだと、重さも適当なので、釣るときに引っ掛ける狙いもつけやすい
「お金を支払う」だけでなく物理的にアイテムとして使う感じがアナログ的でちょっと楽しいし、
「タダでも試せるが、より楽しむためには課金したくなる」フリーミアム型だし、すごいイイじゃん!
ということで、盛り上がって息子に提案したところ、
「あ〜。まあ、このままで良くない?」
と、あまりピンと来なかったようで、あっさり却下されました。
(まあ確かに、重りをテープで括りつけ直すのが、めんどくさい)
まとめ
素朴に子供と遊んでいたなかで、アイデアのコラボレーション(?)みたいな感じのことがあって楽しかった、という話でした。
やはり子供の発想とか気づきは面白くて、こういうこと家でわりとよくあるのだけどすぐ忘れちゃうので、今日は忘れないうちに、直後に30分くらいでnoteに書いてみた。
昔、長女が小さい頃に書いたこのへんのブログを思い出したので、よろしければこちらもどうぞ!
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