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ドット絵アイコンで、チームコラボレーションをもっと楽しくする話

今回の話は、こちらの前回投稿の続きです。

ドット絵アイコンを伊藤さんに作ってもらい、それを色々なウェブサービスや、会社ごとのブランドカラーを背景にしたパターンを作って使うことで、仕事が3倍楽しくなりました、という話。

今回は「ひとりで楽しむだけでなく、チームで使うのもまた楽し」という話をご紹介したいと思います。

同じテイストでメンバーアイコンを作る

Tamsterdamでは、僕の他にデザイナーの村松さん、外部パートナーでアートディレクターの加嶋さん、デザインチーム3人でこの伊藤さんドット絵による、おそろいのアイコンを作って使ってみています。

元々このドット似顔絵のスタイルは、AD加嶋さん×TD白石さん のコンビユニット用に伊藤さんと一緒に開発されたもので、それを僕があとから真似して制作依頼させてもらっています

コラボレーションツールのアイコンに適用してみる

チームでよく使うツールは、Miro、Notion、Adobe Xd、Figma などです。
これらのユーザーアカウントのアイコンに、それぞれ登録してみます。

Figmaの場合

アイコンが現れるのは、ヘッダー右上のアイコン表示やコメント欄。
同じファイルを開いていると、Figma上の音声通話で話し合うこともできますし、似顔絵アイコンで「いま誰が居るか」がビジュアルで目に見えると、コラボレーションしている感があります。
(実際いまのところは、会話はFigmaのものを使うよりも、別でZoomミーティングやSlackのハドルを立ち上げて行うことが多いですが)

ほかにFigmaやMiroの場合は、チームのダッシュボード(制作ファイルが一覧表示される場所)でも、「今この人がこのファイルを編集してますよ」というのが表示されるので、「あ、あの人あそこに居て作業中なんだな」という感覚になります。

チームのカルチャー作りとか、インナー・ブランディングって、こんなちょっとしたことからでも良いんじゃないかと思っています。

Adobe Xdの場合

Adobe Xdの場合は、プロフィールアイコンがそのまま同時編集時のカーソルに表示されるのが、楽しいところです。

MiroやFigmaの他Google Workspaceのアプリなども、いまは同時編集できるツールは数多く、「同時編集している相手の動きが見える」というのは、それらクラウド型のツールではだいぶ一般的になってきてます。

が、そこでアイコン画像そのものが動くツールは多くないので、Xdでドット絵の顔が動いていると、一つの場所に集まって遊んでいるような、楽しげな感じになります。

この「遊んでるような」というのは直喩的な意味ですが、共同作業からアイデアを考えたりするスタンスの上でも、大事なことだと思っています。

Adobe Xdは、GoogleやMiroなどクラウドネイティブのツールに比べると、まだコラボレーションや同時編集の挙動や安定性は、イマイチだなと感じます。バージョンが違って開けないとか、クラウドファイルへの招待だけでやたら時間がかかるとか。

共同編集の良いところ「さっと同じ場所に集まって共同作業を始める」感覚、遊びのように雑談からの流れでアイデアを話し合いはじめる感覚からは遠い気分になる状況もまだ多くて、その辺が改善されるともっと良いのに、と思います。

クライアントと共同作業するミーティングなどにも

チーム内外のスタッフでの共同作業や同時編集はもちろん、MiroやXdは、お客さんとミーティングの場で、一緒にディスカッションしながら編集したりすることも多いです。

そういう時に、統一されたデザインの「ドット絵アイコン」が画面上をちょこちょこと動いているのは、打合せしているお客さんの体験としても、ちょっと楽しいのではないでしょうか。(意外とそんなにミーティング中に「このアイコンかわいいですね」とか言われないですけど…)

リサーチからの発見や、提案のクリエイティブなど「内容あってこそ」なのはもちろんですが。こんなことも、ちょっとした「顧客体験」のひとつではないかと考えています。

リモートワークを、少しでも快適で有意義に

今のコロナの影響だけでなく、僕の場合はオランダに居て日本と仕事をしていることからも、こういったリモートワークやオンラインでの共同作業をより楽しく、有意義な時間にすることは、大事にしていきたい部分です。

自分のためにも、一緒に仕事するメンバーやクライアントのためにも。

今後また他にも、オンライン/リモートで、サービスデザインの提案やコラボレーションをするうえで心がけている工夫や手法について、紹介していきます。興味を持たれた方は、フォローをお願いします。


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