弁護士飯島潤@労働事件(会社側専門)

経営者側労働法弁護士(第一東京弁護士会) / 第一東京弁護士会労働法制委員会(基礎研究…

弁護士飯島潤@労働事件(会社側専門)

経営者側労働法弁護士(第一東京弁護士会) / 第一東京弁護士会労働法制委員会(基礎研究部会副部会長) 経営法曹会議/早大法/中大法科/ 著書6冊/ 投稿は個人の見解/ 弁護士登録後、一貫して使用者側から労働問題を取り扱う。労働法務に関するセミナー講師も務める/

最近の記事

雇止め法理の解像度を上げる(24/4/6)

(※この記事は2024年4月6日に更新されました) 労働契約法19条で規定されている雇止め法理の論点を整理するためには、同条の成り立ちに遡って理解することが重要です。 すなわち、労契法19条は判例法理を立法化したものですので、該当する最高裁判例がどのような判断をしているのか、そして立法に際しての行政解釈(通達)を理解することが出発点になります。 これらを理解した後に、労契法19条下の裁判でどのように判断されているかを考察していくことが重要です。 そうすることで、腹落ちし

    • 【お問い合わせ方法】経営労働相談をご希望の方(労働事件(会社側・使用者側))

      経営労働相談をご希望の会社側・使用者側の方は、こちらのフォームからお申し込み下さい。 ※労働者側からの相談はお断りしていますので、ご了承ください(ご返信いたしかねます)。

      • 【労働事件(企業・会社側)】裁判所から訴状、労働審判申立書が届いた、どうする?〜使用者側弁護士が伝える5つの確認ポイント〜(24/3/29)

        (※2024年3月29日に更新されました) こんにちは、使用者側弁護士として活動している、弁護士飯島(第一東京弁護士会)です。 経営者や会社担当者の皆様、次の経験はありませんか? ・ある日、裁判所から訴状が届いた ・どうやら、退職した元従業員が当社を訴えたようである ・しかし、これまで、訴訟などの裁判手続を経験したことがないため、どうように初動対応をすれば良いかわからず困っている このページでは、使用者側弁護士が、企業(会社)が裁判所から訴状や労働審判申立書を受領した

        • 【経営者・人事向け】会社側の労働相談いまからするか?あとからするか?〜使用者側弁護士が教える相談のポイント〜(24/2/16)

          (※2024年2月16日に更新されました) こんにちは。使用者側弁護士として活動している、弁護士飯島(第一東京弁護士会)です。 詳細は自己紹介を参照ください。 このページは、経営者、会社側人事担当者向けに作成しています。 ご覧いただければ、会社側で労働問題に発展してしまった場合、どのように外部の専門家と相談をしながら進めていくかのイメージ感や、どの段階から相談するのが望ましいかが分かります。 またこのページは使用者側弁護士の立場から書いていますので、ご注意ください。

        雇止め法理の解像度を上げる(24/4/6)

          採用選考時に質問して良いこと悪いことの整理〜個人情報保護法・職安法〜

          1 厚労省「公正な採用選考をめざして」(令和5年版) 厚労省「公正な採用選考をめざして」(令和5年版)の4頁には、次の記載があります。 2 学説上の見解 学説上、企業が質問や調査をなしうるのは、応募者の職業上の能力・技能や従業員としての適格性に関連した事項に限られると解すべきである、と考えられています。 3 関係法令 ⑴ 個人情報保護法 ⑵ 職業安定法及び同指針など ア 職業安定法 イ 職安指針第五一(二) ウ 募集・求人業務取扱要領Ⅳ-1⑻イ(ロ) 4

          採用選考時に質問して良いこと悪いことの整理〜個人情報保護法・職安法〜

          自己紹介(経歴・取扱業務・著書)

          経歴 早稲田大学法学部 中央大学大学院法務研究科(ロースクール) 所属など 第一東京弁護士会 第一東京弁護士会労働法制委員会委員(基礎研究部会副部会長) 経営法曹会議会員 主な取扱業務 弁護士登録後、一貫して、使用者側から労働問題を取り扱っています。 労働法務に関するセミナー講師も務めることがあります。 著書(共著) ・『詳解 働き方改革関連法』(共著、労働開発研究会、2019年) ・『Q&A労働時間・休日・休暇・休業トラブル予防・対応の実務と書式』(共著、新

          自己紹介(経歴・取扱業務・著書)

          使用者側弁護士が扱う紛争対応

          こんにちは。使用者側弁護士として活動している、弁護士飯島(第一東京弁護士会)です。 詳細は自己紹介を参照ください。 このページでは使用者側弁護士が扱う紛争対応ご紹介します。 このページをお読みいただければ、使用者側弁護士がどのような紛争対応をしているか、言い換えると、どのような時に使用側弁護士に依頼すべきかがわかります。 それでは中身に入っていきましょう。 使用者側で扱う労働問題(紛争対応)任意交渉 任意交渉では、労働者側弁護士から企業に内容証明郵便が届くパターンが多

          使用者側弁護士が扱う紛争対応

          使用者側弁護士が扱う紛争前対応

          こんにちは。使用者側弁護士として活動している、弁護士飯島(第一東京弁護士会)です。 詳細は自己紹介を参照ください。 このページでは使用者側弁護士が扱う紛争前対応ご紹介します。 このページをお読みいただければ、使用者側弁護士が紛争予防としてどのような対応をしているか、言い換えると、どのような時に使用者側弁護士に依頼すべきかがわかります。 それでは中身に入っていきましょう。 使用者側で扱う紛争前対応 使用者側弁護士が行う業務は、大きく紛争前対応と、紛争対応に分けられます。

          使用者側弁護士が扱う紛争前対応

          労働問題を扱う弁護士のタイプ

          こんにちは。使用者側弁護士として活動している、弁護士飯島(第一東京弁護士会)です。 詳細は自己紹介を参照ください。 このページでは、経営者、人事担当者を想定読者として、労働問題を扱う弁護士のタイプを説明します。 会社側で労働相談をしたい場合、どういう弁護士を探せば良いかの参考になると思います。 それでは中身に入っていきましょう。 労働問題を扱う弁護士のタイプ主に使用者側と労働者側に分かれる 労働問題に関わる弁護士には、大きく分けて、 ①使用者側からのみ依頼を受ける

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