見出し画像

映画 阪急電車 一番好きなシーン

映画 阪急電車 が好きです。
本も読んだ。でも、映画がいい。
未だに無性に見たくなる時がありあす。
2011年の作品ですから。10年前ですね。
今は、ストリーミング配信のサブスクがあるので、いつでも見ることができる便利な世の中です。

一番好きな場面は、小学生の女の子が駅でいじめに逢うシーン
「聞いてもないのに教えてくれてありがとう。」のセリフです。
カッコよすぎる。泣かない理由はない。
小学生が「聞いてもないに教えてくれてありがとう」(2度書きます)はないでしょ。大人でも言えません。私ももちろん言えません。
そこで、翔子(中谷美紀)は「お見事」と言います。
視聴者の思いを代弁する一言です。
その後、ベンチに座った小学生の横に翔子が座り、「ここからは見えないから泣いてもいいのよ」と言って、ハンカチを渡します。
小学生は、ハンカチを手に涙します。
いじめにあう前段のシーンも泣けます。
改札前の坂道で「誰か助けてください。」と独り言を言います。
そのあとの「聞いてもないのに・・・」のセリフです。

「いじめに屈しない精神論は時代遅れだ」という人もいると思います。この話はその次元を超えています。
弱いと思われがちな小さな女の子から人間の強さを感じるセリフとその裏にある苦しみを包むこむ大人の優しさ、愛情を感じるシーンです。
感動します。何度見ても感動します。
普段、泣いている人を見てもハンカチは貸しません。演出と分かっていても泣けますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?