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【新聞記事】[今を語る]物価上昇 乗り切る知恵…東京大教授 渡辺努さん

東京大学渡辺教授の物価上昇(インフレ)の付き合い方の記事です。

記事の要約
「今の若い世代はインフレを経験していない。デフレマインドが強い。
インフレの実経験を共有し、親や祖父母の体験を共有することでうまく付き合えるようになるのではないか。」
という内容です。

目に留まった内容が2点あります。

1 他国に比べて日本の物価が上っていないこと
原因は、デフレマインドが根付いていることにあります。
消費者は支出を抑えることで、商品物価の下押し圧力が強くかかります。
支出抑制は、賃金が上がっていないことも大きく影響しています。

原材料が値上がりしても企業は製品の価格に転嫁したがりません。商品が売れなくなるからです。日本の消費者はあるスーパーが商品の価格を値上げしたら、そこで商品を買わず、別の店に行ってしまう傾向が強いようです。
5/24読売新聞より引用

2 インフレ時の行動

インフレを過度に恐れる必要はありません。まずは落ち着いて行動することです。パンやパスタの値段が上がっているのでコメの消費を増やす、ガソリン価格が上昇しているので少し車の移動を減らして公共機関を利用するといった行動をとることで、社会全体をうまく回転させる仕組みが、モノの値段にはあります。
5/24読売新聞記事より引用

私が思うこと

私の消費行動もまさに安い商品を求めてはしごすることがあるように思います。
店舗で実商品を見て、より安いネットサイトで購入することもあります。

デフレマインドによる消費行動は、節約家計と似ているように思います。

しかし、節約だけではいけません。
健全な家計を作るためには、節約をして捻出したお金を、投資に回したり、自己投資のための学習費用に回したり、何らかの形でお金を回すことが大切です。

お金を回すことは、自分自身の資産形成や日本経済回復に貢献することになります。

今の経済状況は不安定です。貯金額を厚くすることも大切です。
しかし、捻出したお金を全て貯金に回していると、円安のあおりを受けて、貯金額は目減りしてしまいます。

積立投資をやっているなら、決めた積立額を減額することなく淡々と積み立てていくことも大切であると思います。

物価は上がるが賃金は上がらない今の状況は、そう長く続かないのではないかと思います。
理由は、物価上昇の要因が、ウクライナ侵攻など永久に続くものではないからです。

継続的物価が上がる局面は、賃金が上がり消費者の購買意欲が向上した時でりあると私は思います。

今はインフレの経験を積むくらいの気持ちで、やるべきことを淡々とやっていく。そして、健全な家計をつくるために、見直す良い機会であると思います。


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