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書道ってこんなに難しくて楽しかったっけ!?の再発見

小中学生の頃、少し書道教室に通っていた。
高校の選択授業は悩むことなく書道。
大人になってからも定期的に書道教室の情報を漁ってた。

ずっとずーっと、自分の人生の中に書道の影がある。
やりたいなー、でも近所にないなー
電車乗って通うにしても少し面倒だなー20分以内がいいなー
曜日固定にすると予定入れづらいなー
やりたいクラス取ると月謝高い!生活に響くなー

色んなやれない理由をつけて、「全部がクリアできなきゃ続けられないから始められない」ってことにしていた。

それよりも日々の生活や、この先なんの仕事をするか?や、この生きにくい世界で損をしないで生きていくためには?や、自分を成長させるためにはなにを学べばいいか?など、見えない不安を取り除くためのことで頭がいっぱいだった。

そんなとき、先日の占い。

いろんな理由をこねくり回して、「続けること」に重きを置いてたら動き出せないな、と。
やってみなきゃほんとに好きかわからないし、続けたいと思うかもわからない。まずは手をつけてみる。辞めるのはいつでもできる。
そんな当たり前のことを、素直に当たり前だと思えた。

やると決めたら一直線なので、教室を探す。
目星をつけていたとこもあるけど改めて探す。
うーん、ピンとこない。てゆうかちょっと遠いし(また言ってる)、月謝高い(また続ける前提)。
だめだ、インスタで誰か情報持ってないか募ろう。

とストーリーズで投げかけると、「おかあさんが師範で昔教室やってたから教えられるよー」と言う友人から連絡がきた。
そういえば前にもそう言ってくれてたなと思い出し、でも遠くて保留にしていた。片道1時間かかる。定期的に習うには遠すぎる。

でも、情報を聞く限りはだいたい私の希望を満たしている。遠い以外は。

もう!だめだ!これじゃ私は一生、石橋叩いて確かめてるだけの奴だ!!!(大学のゼミの先生に、あなたは石橋を叩いて叩いて渡らないタイプだ、と言われたことを引きずっている)
飛び込むべし!!!

となり、そこからトントンと次の週には習いに行けることに。それが今日。

結果、嬉しい楽しい大好き!状態。
「ちゃんと基礎ができてるし、書くときにリズムがある、楽しそうに書くね、指摘した箇所が一回で直るのはすごい、上達が早い、手じゃなくて身体で書けている、久しぶりにやってこの上手さはセンスがいい」と、とにかく褒められまくった。
好きだと思っていることが褒められてすごく嬉しい。

趣味でやろうと思っている話をしていたけど、
「もったいないから、段取得目指したほうがいい、すぐ上達するから、絶対に!」
と褒め上手すぎて、めきめきとその気になっている。なんなら師範も目指してみたい。
ただ、段を目指す場合は他の教室を探さないといけなくなるのがまた難点。

そんな上を目指すつもりないなーなんて思ってたけど、
いや、本当は、昔から書道でなにか出来たらいいなと思っていたんだった。
高校受験で通ってた塾で、「学校の先生になって書道を教えたい」と言っている子がいて、それ素敵!と話した。
老後のコミュニティとして、趣味で習いたい人たちに教えて過ごすのもいいなーとか考えていた。

そうだ、考えてたんだ。
無理だろうなーって思っていた。時間もお金もかかる、そうなると本気で取り組まないといけない!と思ってた。

今日教えてくれた先生は、「書道の師範になろうと思って始めたわけじゃなくて、なんか流れで取ることになってた笑」くらいのラフさだった。
この身軽さが秘訣な気がした。


そして数年ぶりにやって気づいた、書道の楽しさ。
「いま目の前のことに集中」ができる。

マインドフルネスやん。

全体のバランスを気にしてると線の強弱が乱れる
線の強弱を気にしてると中心がズレる
中心を気にしてると線や文字のバランスが乱れる
エンドレス。

書道ってマルチタスクやん。

ひとつを正すと他がバラける
俯瞰しつつ細部にこだわらなきゃいけない
集中し続けないと、やろうとしてることがうまくいかない

脳がめちゃくちゃ動いてる〜〜でも嫌じゃない疲労感〜〜

書道で書き続けてる人はめちゃくちゃ元気で長生きだそう。納得。
手先も頭も使いまくるもんな。

は〜〜〜おもしろ!!!!だいすき!!!


すごく素敵で綺麗な褒め言葉をいただいて、
感動してうるうるした。
家でこのLINE見てたら泣いてた。

大切に胸に抱いておく。


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