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【第6回】みんなで商品開発。その後

高校生が商品開発!?

山桃の新商品を企画開発にするにあたり、地元近辺で関わりたいと考えるメンバーを広く募集しました。

ある地元高校の教員から1人の生徒を紹介されました。その子はI君(仮名)という名前で、夏休みの期間を使って商品開発に取り組みたいという意思で参加してくれました。

商品開発の中で、I君から学ぶことが沢山あって、逆にI君が学ぶことも沢山あったようです。紹介をしてくれた高校教員が夏休み明けにI君と話をすると、商品開発から販売戦略までしっかりと考えた上で活動している、など言動が成長していると感じたと教員から聞きました。私たちも、私たちの活動から色々な人が少しでも学んでくれることがあるんだと嬉しく思いました。まさに地域交流拠点の醍醐味の1つだなあと。

1回目の試作が完成!でも失敗・・・

顧客のニーズから商品テーマを決め、ターゲットを決め、より詳細なニーズ把握のためにターゲット向けにアンケートを実施。
私たちが決めた商品内容は「アスリートが食べたくなる地域の特産品」でした。
そこで、山桃の特徴を活かしたさっぱりと、ちゅるっと食べられる"もの"をイメージしました。

※商品開発時の様子(類似材料で作られた商品)

苦戦その1:味の変化と賞味期限の関係性

ようやく1回目のゼリーの試作が出来あがってきましたが、思ったものとはかなり違いました。
スポーツ後にスルッと食べれる味にもう一度試作をお願いしました。
その際、専門の方には、賞味期限の長さが糖度で違ってくることや、酸味の値も相場があると丁寧に教えて頂いて。
素人の私たちが簡単にこんな商品作れたらいいなと思うことでも、それを本当に形にしようと思うと、様々な工夫がいることも今回も知りました。
工場側の専門家が、とても話しやすく親身に取り組んでくれることに感謝です。

苦戦その2:パッケージデザインの制約

初めは、目を惹くデザイン、爽やかなデザイン、山桃とわかるデザインなど色々と考えていましたが、最終的にパッケージデザインは、3パターンに絞りました。
お願いしているデザイナーさんの指摘で、果汁の%によって、デザインで使える実の量に制限があると知りました。さらに、保存方法を常温にすることによって、配送と保管のコスト負担を低くする予定ですが、こちらによっても多少規格に制限が出るそう。
初めてやってみると知らないことばかりで、前に進んでいるのかどうかすら、分からなくなる時もありました。

苦戦その3:感染症の影響等による入荷遅延

輸入関連のこともあってか、資材の入荷が遅いようで、3〜4ヶ月かかるとのこと。販売開始の日程的にもギリギリなので、スケジュール管理の大切さを痛感しました。

苦戦その4:誰が最終決定なのか、決めづらい

デザインは、無限にいいものが出てきて、本当に決められません。なぜならどれが最も顧客に受けるデザインになるのか、それが分からないためです。
例えば従業員内で3点のデザインをどれが良いか聞いてみても、それぞれ好みの問題なのか意見がばらけてます。

さて、最終的にどれになるか・・・。この決定権は最終的には代表の樫木ですが、本当に自信が持てません^^;。

そこで今回は、交流拠点の方々にも意見を沢山もらうことで、なんとかなんとか、決めることができました。

まとめ

何かを作ること、事業を行うことは、一緒取組む人が大切だとつくづく思います。同じ想い・共感してくれる、そんなことがこの事業を成功させるさせないの大きな差になると、一つ一つの事柄を進める中で確信してます。
現在、本当に色々な人が関わってくれて、自分ごととして動いてくれて、そして何より素人の私たちに惜しみなく智慧を与えてくれて、周りに恵まれていることに感謝します。








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