どうぶつの森の話するで!
小学二年生の頃、近所に住む幼馴染のKちゃんは犬に夢中だった。
近々犬を飼う予定があるといい、家族と一緒に犬の種類を調べたり、犬を譲ってくれる人を探したり、自宅に犬を飼うためのスペースを設けたりと、まだどこのどいつかもわからない実態のない犬のためにてんやわんやしているらしい。毎日のように細かい進捗状況を聞かされていた私は、犬の話に飽き飽きして、日々なんとかして犬から話を逸らそうとしていた。
しかし、小学二年生の私は、クラスメイト達が盛り上がる話題にもほとんどついていけなかった