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これからの外食産業の話をしたいんだ!

現在の状況(いいなと思ったこと)

前回のブログで書いた通り、3月下旬からCOVID-19の影響が外食産業にとっても大打撃になる状況が続いています。その状況は依然として変わりません。ましてや前回ブログを書いたときよりも昼夜問わず人の量が本当に少なってきました。

良い意味で言えば自粛する人が多くなったんだという少しばかりの安心感にもなっています。ですが、一方で店舗を構え営業をしていた外食産業の人たちからするともう悲惨通り越して「新しい世界へようこそ感」がすごいですね。(意味わからん)

かと言って、人が食べることをやめるわけもないので、それに関連しているサービス(いまはテイクアウトやデリバリーとかですかね。)が浸透しつつあるのはご存知かと思います。

その中でもとてもいいな〜&おもしろいな〜って思うのが、sio株式会社の代表鳥羽さんがTwitterで公開されている #おうちでsio シリーズです。自宅でsioで提供されるような料理のクオリティを再現できるレシピや料理手順を公開してくださっているんです!何がいいかって今まで鳥羽さんやsioが持っていた知識やスキルを惜しみなく公開されていらっしゃること。そして何より、使う材料が僕の家にでさえあるものばかりなんですよ。すごくないですか?こりゃ惚れるわ。。

こんなにも惹かれるのは鳥羽さんの思考がいいなって思うからなわけです。説明は放棄して、これまた尊敬している本間さんが運営されていらっしゃる美食倶楽部ネットワークから公開されたこの記事をぜひ読んでみてください。こちらに鳥羽さんの価値観なども書かれています。ほとばしります。

少しずつ変化が目に見える

で、社会全体で見たときにもbeforeCOVID-19の状況から少しずつ変化してきたこともあるんです。一番変化したことはやっぱりテイクアウトやデリバリーの供給量です。
ここに対する需要はもともとありました。ただ供給は雑に言えばたかが知れていました。店舗に足を運ぶ消費者が減ったのと同時にテイクアウトやデリバリーの領域が徐々に増加していっていたのですが、その需要に対して供給が一時追いついていなかったのです。まあ当たり前と言えば当たり前なのですが、そもそもその事業を回していなかった企業はこのタイミングで開発・加速させる必要が外部環境の変化で一気に出てきたわけです。

それで、当たり前のようにテイクアウトやデリバリーの需要が伸びてきたのですがが、そもそおこの需要が伸びてる理由ってどこなのかな〜って分解したときに

①好きな場所で食べられること(飲食場所の自由)
②無関係の人と一緒にいずに済むこと(空間的なコントロール)
↑今回のコロナウイルスという衛生・健康的壁を作れるメリットがここ
③普段の自炊クオリティ以上のものを自宅で食べられる
④家族と一緒に料理を作る体験の楽しさがある(たこ焼きとか手巻き寿司とかの最後の仕上げを自分たちで行うパターン)

あたりが出てくるのかなと。
このあたりが要素としてあるので需要が伸びてきたのかなと考えています。まあほかにも要素はあるだろうし、僕が書いた要素がずれている可能性もありますが。笑

という感じで自宅で自炊をする、テイクアウトする、デリバリーする、はたまた飲食店に行ってもサクッと終わらせるといった外食産業を取り巻くbeforeCOVID-19の状況から徐々に変化が見られるようになってきたのです。

今後の外食産業(個人の予測)

「COVID-19がある程度収束したあと、外食産業界はどう進むか」という流れはもはやこの業界の人たちはみんなが気にしていることです。で、どうなるのか。できるだけ考えてみました。もちろん、テイクアウト・デリバリーの領域は一気に伸びます。特にデリバリーは一つの事業として大きく伸びると考えています。またbeforeCOVID-19よりも自宅で誰か(家族、恋人、友人)と過ごすシーンでデリバリーを利用する人が求めるクオリティ(料理はもちろん、食べ方、オリジナリティなど)が高くなるかなと。

飲食店に行くという選択の慎重さは増し、不要な飲食店への訪問はなくなる可能性がある中で、飲食店で求めていた料理のクオリティはもちろんのこと、店内で味わえたホスピタリティや空気感も潜在的に求める傾向が出てくるのではないかな〜と。もちろん自宅ならではの楽しさがあるのでそれを楽しむ人もいますが、飲食店を知っている人からするとその欲求はあるかと。そのときにいかに「店舗外で店舗の良さを出すか」というポイントが競われてくるかもしれないなと。(それこそsioの鳥羽さんがされていることはこれだと思っています。)

なので、今まであった店舗の良さって何なのか。その要素分解をして要素を可動式にすること、どこでもその要素を限りなく再現し、経験できることが外食産業界の今後の生き残れるポイントかなとも思ったりしています。

店舗の良さの要素分解
したいですね〜。考えます。考え抜きます。
考えてまたある程度言葉になったらここに書きます!

あーあと、今いる会社の宣伝します笑

うちの会社は全国各地の郷土料理を気軽に楽しめるアンテナショップ型の居酒屋を展開しているんですが、ついにうちでもデリバリー事業が開始しました。イエイ!
会社の人間からしてもこれはすごいなって思うのが、店舗で食べる味のクオリティと一緒なんです。気軽に食べることを通して郷土の良さを体験してもらいたいという願いが詰まっています!しかも¥1,500以上の注文で配送料無料というからこれまたすごいんです!U○ber Eatsのあの手数料に嫌気さした方や家族での複数品ご注文の方にはかなりおすすめですよ!(現在は神戸市中央区(一部エリア除く)でスタート。随時エリア拡大予定。)

今後の食の価値(個人の予測)

それとですね、外食産業しかりそもそもの食に関わる環境がどうなるのか。ここめちゃ気になって調べまくっています。それで家庭視点で考えた時に真っ先に出てくるのはネットスーパーの需要、またそれに類似するスーパーに行かずに食材を購入できる手段の需要増です。

イギリスの実店舗を持たないネットスーパー専門の企業Ocado(オカド)の情報がまとめられたこの記事はぜひ見てください。ネットスーパーの需要は格段に増加しています。そして、

これは日本でも例外はないです。

大手のAEON(イオン)や7&iHD、ライフなどの数字も出ていますが、今後どの規模の販売会社でもネットでの販売量は格段に上がるはずですし、それに伴うシステム開発は猛スピードで行われると思います。

余計な人混みを避けて食材を購入する、という衛生的なセーフティーネットの高まりがより強くなるはずです。かと言って今あるスーパーに人が来なくなるかというとそういうわけではないはずです。それぞれの手段のメリットはありますんで、その手段にフィットする方に分散するはずです。(僕は八百屋派ですかね、、対面で話したいこととかあるじゃないですか!そのコミュニケーションは八百屋の揺るぎないメリット!)

あと、ああこんなにも近くにあったんだ!って思ったのが大学時代にやっていたタベモノガタリ 。代表のゆりえがいまトラック走らせて可動式の八百屋やっています。本当尊敬しているし、すごいジャストタイミングでサービスしてるなって思っています!めちゃ応援ですね。配達エリアのみなさんはぜひ!

あとは、もしかしたらですね食に関わるというよりも食を生み出す生産者の数が増えるんじゃないかなとも予測しています。COVID-19の影響が駄目押しという感じかもしれませんが、生命に直接触れない環境が出来上がってしまっている生活を抜け出したい人は一定数いるはずです。

イスラエルではこういった流れもあるみたいです。食を選択する人から生み出す人へシフトするかもしれませんよね。
この流れは一時的なことかもしれないですし、これを機に定着するかもしれません。この点に関してはまだ考えきれてないのでちゃんと数字とかも掴んでいきたいところです。

いずれにせよ食に関してオンライン上での取引や人を極力介さないサービスの需要は一気に加速します。その時に人が次に求めているものは何なのか。もっと自分の中で明確にしていく必要があるなって直近で感じています。

僕もいずれは食を生み出す人にもなりたいですし、なります。だからこそ今いる立場でどんな結果を残すか。そこに本気なわけです。どうやって飲食サービスを通して食の楽しさを知ってもらうか。その食が生まれる地域ごと好きになってもらうことができるのか。

毎日必死です。少ない脳みそで考えるとなおさら効率が悪いです。だけどなんだかんだ楽しいからすごい今の時期も好きです。人の行動は人でしか変えられないから、僕にもそれができる可能性がゼロではないから、明日も頑張って動きます!ではでは!

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