エンジニア旦那と法務嫁の本気の結婚式準備
ということで、絶賛結婚式準備に泣きそうになっている私です。
いつもは法務のお仕事ノウハウ的なnoteを書いているのですが、今回は閑話休題で、現在我が家を賑わせている結婚式準備のお話をしたいと思います。
というのも、毎回式場に打ち合わせに行くたびに「ユニークなご夫婦ですね」と失笑されるので、エンジニアの旦那と私の結婚式準備は、きっと珍道中なのだと思います。
結婚式準備に疲れ切った嫁がただただ吐き出すnoteなので、決して参考にはなりません。ただただ、この文章が皆さんの暇つぶしになると幸いです笑
なお、IT用語は旦那がふざけて使った表現を、私がざっくりとした理解で使っているものもあるので、「厳密にはそうじゃなくて〜」というのはお許しください。
結婚式の要件定義をする
旦那「プロジェクトは要件定義を適当にやると絶対に破綻するよ」
ということで、結婚してから家族に度々聞かれる「結婚式は?」という質問にもそろそろ困っていたので、一度夫婦で「結婚式はなんのためにやるものなのか?」「やるとしたらどういう進め方をするべきか?」というキックオフをしました。(本当に「結婚式キックオフ」というスケジュールが旦那から飛んできた)
ちなみに色々と話し合った結果、我が家の結婚式のゴールは「(こんなご時世だからこそ)家族にハレの日を提供すること」になりました。
最初は若干馬鹿にしていましたが、式場選び前にゴールが設定できたことは大きくて、この後に出てくるあらゆる判断について家族がどう感じるかに主眼を置いて判断ができるようになったので、割と良かったです。
なお、偶然CRAZYさんが「結婚式妄想記念日」というサービスをされていたので後日申し込んでみたら、自分たちがやった価値観の洗い出しとかと全く同じ思想だったので、もう少し早く出会えていれば!という気持ちになったりもしました。(これ:https://www.crazy.co.jp/news/mosokinennbi)
結婚式場を採点式で決める
さて、ゴールと進め方が決まり、結婚式をやる方向性になったので、一番達成できそうな結婚式場を探しました。
ゴールから逆算した、我が家の条件はこんな感じでした。
そして、それぞれの観点で5点ずつの持ち点で、各式場をそれぞれで採点して、一番点が高いところに決めました。
これは、結婚式場を見に行くと、疲れ切ってもう何でも良くなってしまったり、営業さんにのせられたりしてしまうので、少しでも冷静に論理的に決めようとして最初にやり方を決めていました。
ちなみに、毎回個人情報をかなり聞かれるので、ちゃんと私はプラポリを読んで、申し込まなかった場合に個人情報を削除してもらえる方法を確認していたのですが、これは多分職業病。
旦那「プライバシーポリシーを赤ペン持って熟読する人初めてみた」
旦那「申込書の"雛形"ありますか?って聞き方が修正する気満々で面白い」
式場でもらえる見積もりスカスカ問題の対処法
最初の見学で、式場でもらえる見積もりが簡易的でスカスカなので、全然参考にならないという問題が発生しました。
とにかく式場は安く見せたいので、ドレスも一番安いやつ、絶対に使うのに花とか引き出物が見積もりに存在していない、といった感じ。
そこで、次からは一度見積もりをもらったら、明らかに不足している点を指摘して、それを反映した現実的な見積もりを納得がいくまで出してもらう作戦にしました。
ここは旦那氏にこだわりがあり、「もうこの式場では挙げないから帰ろう」と言っても「概算から正式見積もりへの上げ幅が分かれば他の式場でも参考になるから絶対にもらって帰る」と言うので、2回ほど旦那をブライダルフェアに置き去りしにて、私はその時間でエヴァを見に行きました。
結局、この上げ幅がデータとして蓄積されたことで式場の概算見積もりがあれば、我々の手元で正確な見積もりを作れるようになり、結構助けられました。(エヴァ見に行ってごめんね)
旦那「見積書は夢で、請求書が現実」
なお、結婚式の申込書は一方的に我々に不利だと感じたのですが、どうせ定型約款だからトラブルになったら考えれば良いか!ということでキャンセル規定だけ旦那氏に説明して、さくっと契約しました。
結婚式実施の業務委託契約における債務の本旨ってなんだろうね(遠い目)
WBSを作り、活用する
さて、契約すると「結婚式までのBOOK」みたいなキラキラした冊子がもらえたのですが、全くこの本で管理できる気がしなかったので、2人とも馴染みがある形のWEBに旦那に書き起こしてもらいました。
ちなみに、毎週WBSを進捗に応じて更新しており、現時点でちゃんとWBSのNo.にそってドキュメント管理もされており、あれどこに行ったっけ?とか聞いたけど忘れちゃった!もないので本当に神。
旦那と結婚して正解だった!!と心から思った瞬間でした。
披露宴の内容をブレストする
そしてWBSを引いて気づいたのが、全体的に支払う費用感に対して、式場側の提示したスケジュールが遅すぎるということでした。
「直前に必要なものを伝えることで、式場経由で発注させようとしてない?」と不審に思うくらいには、直前にならないと全然何も決まらない。披露宴の内容を1ヶ月前に決めて、本当に準備全部間に合うのか!?と
そこで、自分たちで披露宴の流れを仮で作って当ててみようということで、ブレスト会をやりました。
付箋にアイデアや一般的な流れを書いて、並び替えることで、ざっくりとした流れや必要なものを洗い出していきます。
その後、話し合ってすり合わせが終わったら、もちろんスプレッドシートにも書き起こしていきます。
この辺、弁護士の先生への相談のノウハウが結構生きました。丸投げすればその分楽になるが費用がかかり、自分で仮説まで作って当てられればその分費用が圧縮できる。どこを重要視するかだと思います。
そして、式場との打ち合わせには付箋を貼ったスケッチブックを持っていって、その場でまた順番を入れ替えたりして担当の方と相談して、その隣で旦那氏がスプシに反映させるというスタイルでいきました。
私「スケッチブックを出した瞬間の、ブライダルプランナーさんのやばい顔が忘れられない...。」
そういえばスケッチブック以前に、我が家以外に打ち合わせにPC持ってきている夫婦が見つかりませんでした。
みんな式場から渡された、キラキラBOOKへの書き込み一本で頑張っているのかな...と不思議な気持ちになりました。
打ち合わせ毎にQAシートを作り、メールで証跡を残す
さてそんな感じで少しずつ自分たちのペースが掴めてきたので、式場の打ち合わせについては、前日にまず夫婦で「明日の打ち合わせでやること、質問すること」をすり合わせて臨むようになりました。
そして、本番は資料を元に打ち合わせをして、その場でスプシにメモを取って帰る。帰宅したら再度2人で打ち合わせて、次のタスクと期限を切る。
なんだろう、もう完全に業務です。
でも、1つのシートに情報が全て集約されるし、抜け漏れも出ないし、色んな押し売りを未然にどんどん防いでいるので、この進め方結構いいかなと。
あとは、持ち込み料とかの後ほど揉めそうな部分は、電話しても必ずメールで最後「〜〜ということですよね?間違ってたら教えてください!」とメールに残す。これは法務のトラブル防止の経験がバッチリ生きてきています。
結婚式って、初めての共同作業だと思うんですけど、我が家は追い込まれると馴染みのある方法を選び出すということが分かって安心しました。
今後も家とか子供とかたくさんPjtが生えるだろうけど、このやり方ならやっていけそうな気がします。
というわけで、まだまだ準備中です
結婚式自体は11月なので、現在絶賛まだまだ準備中。我が家は今日も元気に結婚式業務にあたっております!!まさに、アットホームな職場です!!
本件業務では、お互いに今までの仕事で培ったノウハウ?を全集約させているので、普段は見れない仕事中の顔が垣間見えるは悪くないなぁと思っております。(ポジティブ)
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