「一人職種」のプレッシャーといい感じに付き合う方法がわかってきたかもしれない話
どうも、梅雨・季節の変わり目・気圧変動で体調しんどみな法務のいいだです。元々、体調管理・メンタル管理があまり得意でなく、20代でメニエール病も発症してしまった私ですが、実はここ半年くらいは緩やかに低下したものが緩やかに上昇して、長期間休むことなく、割と安定稼働ができてるなと気づきました。
当然、業務にはプレッシャーもあれば波もあるし、「一人法務」だからこそ「自分が倒れたら法務がいなくなる」という自覚や責任感もあるのですが、その辺と最近うまく付き合えるようにちょっと成長した気がしたので、この半年くらいで気を付けていたことを振り返ってみようかなと思います。
自己紹介
LAPRASで法務部門の責任者をしています、飯田裕子です。LAPRASでは法務全般にプラスして、働く環境づくり、新入社員オンボーディング 等 興味のある仕事を欲張ってやらせてもらっています。サメが好きでお調子者な、一人法務担当です。
ちなみに現在、同じコーポレートの経営企画・財務ポジションを募集しているので、興味がある方がいたらよろしくお願いいいたしまぁぁぁぁす!!
コーポレートには他にも経理&財務と労務のそれぞれの担当がいるのですが、基本は職域が被っていないので、一人法務&一人総務&その他諸々という感じで働いています。
聖典(参考図書)
まず前提として、私は「自分のケアが苦手」という自覚があるので、この本を聖典としてスマホのKindleに入れて常に持ち歩き、何度も読み返しており、自己流に少しアレンジして使っています。
本当に色々な本が出版されていて、最初は色々な本に手を出していたのですが、メンタルが少し怪しくなる時期だとそんなに分厚い本やたくさんの本は読めなくなってくるので、この一冊に絞ってシンプルに対処していくことにしています。
一人職種とプレッシャー
先述の通り私は一人法務なのですが、ベンチャーのコーポレート部門で少数精鋭(自分で言うとなんかカッコ悪いなぁ)で働いていると、やっぱりすごくプレッシャーを自分で自分に与えてしまうことがあります。
自分が判断したことが間違っていたらどうしよう。ミスしたら職種への信用がなくなる。他社の法務と比べてちゃんとできているかな…等、比較対象がいないが故に、いくらでも自責ができてしまうのは結構難しいと思っています。
一方で、私は今の仕事がすごく好きだし、一人法務であることに誇りを持っているし、大人数の法務で裁量が限られるよりは、大きい裁量とプレッシャーを両手に抱えて走り続けたいと思っているます。
となると、この「一人ならでは」のプレッシャーともうまく付き合って行かなければ行けないし、直接的に誰かにマネジメントされない働き方を続けるためには、自分のことを自分でケアできるようにならないといけないなぁというのが課題意識としてあります。
ということで、ここからは具体的にここ半年くらいで考えてきたこと・取り組んできたことをご紹介したいと思います。とはいえ、かっこいいこと言いつつ、辛くなると社内のメンバーに「潰れそうなので話聞いてください〜〜〜」のように甘えて乗り切っている部分もあるので、まだまだ全然道半ばです!!
自分の「疲れ方」を把握する
まず前提として、私はスポーツを長くやっていることもあり「身体が疲れた」ことには結構敏感で丁寧にケアするのですが、「頭が疲れた」「心が疲れた」ことにはとっても鈍感です。どちらかというと「疲れたけどまだいける!」と気合いで乗り切ろうとしちゃう体育会系スタイルです。
ただ、過去にメニエール病を発症した際に、振り返って「なんか眩暈がする」「なんか気分がのらない」みたいなことにもっと早く気づいて、手当てしていれば…という風にすごく後悔したので、自分が不調の時に出てくる「サイン」みたいなものに注意するようになりました。
私の場合は「ジャンクなものが食べたくなる」「手先・足先がすっごく冷える」「寝付くのに時間がかかる」「PCの画面が異様に明るく感じる」「(普段苦手な)メイクや料理がさらに苦痛に感じる」のようなことが出ると、割とその後体調やメンタルを崩しやすいです。
ただサインが出た後だと「休む」みたいな選択肢しか取れないので、その前の「サインが出る」予兆を把握したいと思っており、調子を崩した時にはカレンダーを見返して、少し前にどういう出来ことがあったかな〜と振り返ることをやってみました。
すると、割と自分が崩れやすい「疲れ」が見えてきて、大体以下の3条件が揃うと、サインが出る→体調が崩れる というサイクルに入ってしまうようです。
このことがふんわり掴めてきたことで、3条件が揃った時点でサインが出ていなくても、以下のような対応を取れるようになってきました。
忙しさの絶頂の時よりも、少し暇な時の方が疲れやすいとかが意外と盲点でしたが、自分の取説が見えてきたことで楽になったし、疲れた時にも客観的に「あ〜私が人として終わってるとかではなく、苦手な条件揃ったから疲れてるんだな」と思えるので、回復が早くなった気がしています。
「休み方」を考え直す
これは前の話からも繋がるのですが、「休む」という選択肢を取った際の「寝る」ことの重要度をめっちゃ上げることにしました。
20代の頃は「気分転換」して休むことが個人的には重要で、"ジムで走ったら悩みが吹き飛んだ!"みたいなゴリラメンタルだったのですが、最近はそれやると「心も体も疲れた…限界…」のような感じになってしまいます。
また、元気なときは良くても、疲れている時に人と話すと感情をもらってきてしまうし、映画見ても感動しちゃうし、本読んでも泣いちゃうし…ということで、もう全ての感情を遮断するために「ひたすら寝る」ことが回復の一番の近道だということに気づきました。
ということで、楽しいイベントも含めて「ひたすら寝る」時間を予定に普段から組み込んでおくことで、疲れを溜めないし条件も揃えないようにしています。この辺は、また子供とかができたら変わるんだろうな…。
そういう点では、逆に「一人法務」だからこそ自分の仕事のペースがコントロールしやすいし、最初から回復期間込みの有給を申請しておくことで「急遽休みます」みたいな迷惑のかけ方をしなくて済むので、良いかなと思っています。
去年はもっと梅雨時期に「頭回らないしんどい」とか「午後は急遽休みに」とかを頻発していたので、きっと土日の疲れも平日の疲れもとにかく「寝てリセット」が私にあった方法だったんだなと思っています。
ちなみに疲れやすい時期だと、平日は9時間、土日は13時間とか寝てます。人間としてやばい気はするけど、こうすることで「負荷が高い時期には低空飛行するけど、決して墜落しない飛び方」が定着してきた気がします。
「休むこと」に対する印象を変える
「一人だから休めない」ではなく「一人だからこそ、早く休んで短期で戻ってくる」と考える
ベンチャーのコーポレート部門で少数精鋭(自分で言うとなんかカッコ悪いなぁ)で働いていると、責任感があるが故に「自分が休んだら会社が終わる」みたいに極端に考えてしまう時期もあり、「休んだら代わりの人材がいない」ことをプレッシャーに感じて無理してしまうことも正直あります。
また、法務という仕事柄、墓まで持っていく情報もあるし、社内で気軽に相談できない悩みやつらさがあり、抱えざるを得ないタイミングもあります。溢れそうなコップをちょっとずつ消化してる時に「休んだら?」と声をかけられても「だって私が休んだら誰がほうm◎△$♪×¥●&%#?!」のように素直に受け取れない時もあります。
ただ、一時期かなり立て込んで無理をしていた時に、「会社のために耐えてくれるのは本当に感謝してるけど、倒れるよりはひと段落したとこで一週間休んで欲しいし、一週間休めないなら早めに3日でも良いから休んでほしい」と社内で声をかけてもらった時に、ちょうど聖典の本に出会っていたこともあって、「ちょっと休んで早く元気になる」ことは「攻めすぎて倒れて長期離脱」するより絶対良いということが、スッと入ってきました。
もちろん、前提として社内が休みをとりやすい環境だったり、みんなが休みをとる重要性を理解してたり、自分が休めるような心理状況だったり…というので組織での安心感みたいなものは重要だし、そういう点では恵まれた環境にいる自覚があるのでそれが故に選べることかもしれないのですが、「一人だからこそ、早く休んで短期で戻ってくる」ことは今後も大事にしたいと思っています。
ということで、割と自分語りのようになってしまいましたが、一人であることに潰されず、思いっきり飛んだり低空飛行を繰り返しつつも、決して墜落しないようにこのベンチャー1人法務の海を泳ぎ切りたいと思っている最近の話でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?