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梅雨が苦手なひとり法務が、コンディションを整えるためにやっていること

関東は梅雨入りですね。、天気・気圧の変化に弱い私にとっては酷な季節がやってきました。いつもは無理すれば120~150%くらいの力が出せるところ、最近は全力で踏んでも90~110%くらいが限界で、なんだか本調子が出ない日々。

一方で、社内外でその話をすると「全然そんな感じに見えない。元気そう。」「そんなにアウトプットが落ちている感じがしない。」と優しくも言ってもらえることが多いので、ここでちょっと調子に乗って、身体があまり強くない私が自分なりに工夫していることをまとめてみようと思います。


いつもの簡単な自己紹介

最初に簡単に自己紹介させてください。LAPRASで法務部門の責任者をしています、いいだです。LAPRASでは法務全般にプラスして、働く環境づくり、新入社員オンボーディング、最近はBマーケや新規事業のお手伝い等興味のある仕事を欲張ってやらせてもらっています。

サメが好きでお調子者な、一人法務担当です。毎月noteを書いていて、それがこのたび本になりました!(わーい)

自分のコンディションにこだわる理由

私自身、「いつも元気でいること」「パフォーマンスを出せる体調・メンタルを維持すること」には強いこだわりがあります。その理由はシンプルで、身体が弱いけど、好きな環境で働きたいからです。

元々胃腸が弱く、落ち着きがなくて怪我が多い私ですが、20代の頃に働きすぎでメニエール病を発症し、そこからはめっぽう身体が弱くなってしまいました。一番酷い頃は本当に寝ることしかできず、めまい止めの点滴がないと縦になって人と話すこともできず、1年程休職していた時代もありました。(辛すぎて、座ることを「縦になる」と呼んでいました笑)

そこから社会復帰するときに、性格上はベンチャー企業で働きたいのですが、ハードワークができないというギャップに悩みました。とはいえ、「それでもやっぱり社会に新しい価値を生み出すベンチャーで働きたい」と思ったので、最初の方に「自分の体調とメンタルを徹底的に管理しよう」と覚悟しました。

ベンチャー企業側からすると、何もあえてハードワークできない私を採用する必要はないわけで、もっと長時間タフに戦える人を選べば良い。メニエールの既往があることも伝えた上で、私を採用してくれた会社では、できる限り「体調が悪いから」という理由で休む日を減らしたいなと思っていました。

もちろん、誰でも避けられない病気や怪我はあるので、それは仕方ないとして、今分かっている「明らかな体調上のハンデ」だけはコントロールしたいなと思っていました。以下、具体的なノウハウとかをお伝えするのですが、たまたま私はこれが上手くいってるだけなので、あくまで「そういう人もいるんだ〜」位の受け止め具合で読み進めていただけると嬉しいです。

自分の「体調不良」の解像度を上げて、いつ体調を崩すかを予測できるようにする

コンディションを維持するためにまず何が必要なのか考えたときに、自分の「体調不良」になる原因を把握して、対策をすることだなと思いました。本当は原因を「排除」できると良いのですが、台風とか季節柄どうしようもないこともあるので、そこは贅沢を言わずに「対処」くらいにしました。

自分の体調を、天気予報みたいに予測したい

イメージとしては自分の体調を天気予報みたいに把握できると良いなと思っていて、雨が降るのは予防できないけど、雨が分かっていれば傘を持っていったり予定を別の日に変えたりできる、みたいな感じで、自分の体調にも向き合いたいと思っています。

そのため、まずは自分の体調が崩れる原因をできるだけ探しました。例えば、カフェインやアルコールは腹痛や頭痛に繋がりやすい。気圧の変化の中でも、特に気圧が大きく上がる時に具合が悪くなる。寒い暑いがコントロールできないと疲労が大きい。満員電車に乗るとコンディションの回復に数時間かかるetc...。

解像度を上げるためには、体調不良になった時のデータを蓄積していくしかありません。なので、最初は「なんか調子悪いな」と思ったら前日の行動を思い出したり、近しい人に「私調子悪いんだけど、外から見て原因思い当たる…?」と聞いてみたりしていました。意外と自分でわからなことも、他の人から見ると「いやだって3日前にこれがあったら普通疲れるでしょ」みたいに理由が明らかだったりします。

データさえ集まると、傾向が見えてくるので、どんどん解像度を上げることができます。私は仕事大好き人間ですが、「いや、仕事のためにそこまでしたくないよ」という方でも、趣味とか家庭のために自分のコンディションの波を知っておくのは、悪くないんじゃないかと思っています。

データを集める際のおすすめツール

これ、データを圧縮するイラストらしいですw

私の場合は休職中に準備を進めたのでそんなに大変じゃなかったのですが、仕事をしながら自分に関するデータを取るのは結構大変なのかな?と思うので、いくつかおすすめツールを載せておきます

頭痛ーる 大抵の原因不明の体調不良やメンタル不調は気圧とか天気の問題なので、あれ?と思ったら見にいくのがおすすめ
・睡眠時間計測系のアプリ 大抵の原因不明の体調不良やメンタル不調は睡眠不足の(以下略 自分が元気でいられる睡眠時間を、意外と人間は知らない
・日記系のアプリ いつ何があったかを覚えておくのは大変なので、ざっとでも書いておくと良い。なお、私はマメではないので、女性用のカレンダーアプリにメモを残す感じにしてます 

そうやって体調不良の解像度を上げると、意外と体調不良にはそれなりの理由があったりします。階段の段数とかと同じで、なんとなく過ごすとわからないけど、意識しておくと把握できたりします。(もちろん、全然原因がわからなかったり、突発的に起こるから予測も対応もできないもののあります。)

でもそうやって解像度が上がって因果関係がはっきりすると、あとは1つ1つの原因を何とか予防していけば「健康な人間と同程度」のコンディションは目指せそうな気がしてきました。

グラグラ揺れるメンタルと仲良くする方法

ちなみに体調不良の原因が「精神的なもの」というケースも、実は結構あると思います。メンタルについては数値的なログではなかなか把握できないのが難しいところです。私もそこは苦しんだのですが、ここ5年くらいかな?バイブルにしている本があるのでご参考までに載せておきます。この本に書いてある通りに対処しています。

それ以外の我流ケアとしては、10代の頃から「めちゃくちゃ嬉しい時」と「めちゃくちゃ悲しい時」には日記をつけ続けています。誰にも絶対に見せない前提で、そこには本音で全部書いちゃう。そうすると、次にすごく悲しくなった時に、前の日記を読み返すともうそれは笑い話になってたりして、今の悲しみや怒りもそのうち過ぎ去っていくことを信じられたりします。「彼氏からメールが返ってこないくらいで、こんなに悲しめるの才能だな」みたいな笑 

そして元気な時に見返してみると、自分がどういう時にメンタルがやばくなるのか、逆にどういうことでメンタルが回復しやすいのかが知れて結構使えます。ダメージを受けそうな出来事が予測しやすくなったし、すごく悲しい時に「テンションが上がること」で上書きしたりできるようになったと思います。

私の場合、メンタルが疲れた時は推し活と甘いものと睡眠で大体なんとかなるということが分かりました。特に30代になってからは結構メンタルのブレが緩やかになってきたと感じるんですが、残念ながらこれは歳をとっただけかもしれません…ぐっ…。

それぞれの体調不良の原因に対して、対応策を考える

さて、体調不良の原因がわかったら、あとはできるだけ避けて、避けられないものは予防策を考えます。自分の取り扱い説明書を作っていくイメージで、何があったらどうなって、そうならないためにはどうするかを整理していきます。例えばこんな感じ…

<避けること>
・仕事を深夜までやるとメンタルに来る→基本定時で帰れるような職種(事務職)にしておく
・満員電車に乗ると2,3時間具合悪い→フレックス勤務可能/在宅勤務可能な会社にして、時差出勤する
・お酒は確実に体調が悪くなるので、はっきりと飲めないことを伝える
・カフェインも体調が悪くなりやすいので、基本取らないようにする(コーヒーそんなに好きじゃないと周囲に日頃から言っておく)
・お酒やコーヒーの好き嫌いが通るような雰囲気の会社にいるようにする笑
<予防すること>
・気圧の変化は避けられないので、危ない日はイソソルビドやめまいどめをあらかじめ内服する
・評価面談や改善のフィードバックを受けた日/仕事でミスした日は早めに寝る
・ハードな仕事をすると燃え尽きるので、忙しい時期を過ぎたらまとまった休暇をあらかじめ予定しておく

最近人と話していて、意外と「自分がどうやったら元気&ご機嫌に一日を過ごせるか」について、あまり気にしたことのない健康優良児の人が世間では普通なことに改めて気づきました。気にせずとも普通に生きていけるのいいな…と思いつつ、歳を取ったらみんなどこかしら具合悪いところが出てくるから、早めに自分をハックしておくことはきっといつか役に立つと信じています。見てろよ、健康優良児…笑

それでもダメなら、潔く倒れて最速で回復する

そこまで予防していても、私の場合は台風が来たらもうどうしようもないです。その場合、本当に申し訳ないのですが潔く休みをとって、通院して、寝て、できるだけ早く回復するようにしています。

具合の悪い日にミスする方が怖いというのもあるし、本当に「絶対に今日やらないとまずい」仕事って意外とないと思うので、そこは「今日無理して半分のスピードで頑張る」よりは「明日全力で走れる」方を選ばせてもらっています。

これが許される会社の文化によるところもあると思うので、そこはそういう会社を探したとはいえ、本当にラッキーだったと思います。一方で、ちゃんと普段から頑張っているからこそ、狼少年にならずに休ませてもらえると思うので、そこは元気な日は元気じゃない日の分まで先に働いておいて、元気じゃない日は素直に休ませてもらうというバランスを、今後も大事にしていきたいなぁと思っている所存です。

最後に

ということで、意識していることを書いては見たものの、再現性があるのかと問われるとなかなかふわっとし過ぎてて難しい気もしてきました。

改めてになりますが、たまたま私はこれが上手くいってるだけなので、あくまで「そういう人もいるんだ〜」位の受け止め具合で読み進めていただけると嬉しいです。

ちょっとだけ告知をば…

会社A2Zさんの6月号に「ひとり法務」のセルフ書籍紹介を載せてもらったので、よければお手に取ってご覧ください👀

そして、企業法務の学校を今絶賛準備中なので、7/23(火)19時に青山一丁目にぜひお越しください!チケット発売についてはまたXで告知予定です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

サメじゃないけど、最近仙台に行った時に可愛い子がいたので🐟

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