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移動平均・前年同期比にはご注意を

 22日の報道では,今月中に開かれる景気動向指数研究会で2012年12月からはじまった景気の拡大が2018年10月に終わったとの判断が行われる模様です.

 これに対して,「なんでいまさら景気後退宣言なんだ」「遅すぎる!政治的意図から隠蔽したのでは!?」という陰謀論がメディアを賑わしました.本マガジンの読者はお気づきかと思いますが……景気動向指数研究会による景気の日付判断って普段から1~2年してから決めるものなので,今回の判断タイミングは平常運転なんですよね.

 そして同エントリでは,2018年の半ばに景気の山があったと思われる……としています.ドンピシャとは言いませんが,ほぼ正解ということで,少し自画自賛しておきます.

 それはさておき,今回はデータのお話.今後の景気動向を,または感染者数や重症・死亡者数動向を見るに当たって気をつけなければならないことをお話ししておきます.ポイントは移動平均・前年同月比(前週同日比)の問題点について.

転換点のデータの動き

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