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心の断片・軌跡(自伝)その1

始まりと挑戦


これは、和也(仮名)が歩んできた奇妙な旅路を綴った物語です。断片的な記憶の中から浮かび上がる、心の軌跡を辿りながら、一つ一つの出来事が彼の人生にどのような影響を与えたのかを考察していきます。


始まり

1971年11月14日、和也は東京都に生まれた。A型のさそり座、干支は亥年。5人家族の末っ子として育った。父は2007年に、兄は1998年に亡くなり、姉と母と和也が残された。姉とは6歳差、兄とは3歳差だった。


初期の職歴と挑戦

大学を卒業後、和也は飲食店に入社した。店長候補として働くも、アトピー性皮膚炎のために退職。その後、プロのギタリストを目指しつつ、ホストクラブのバンドでギターを弾いたり、居酒屋でホールのアルバイトをしたりしていた。いくつもの職を渡り歩きながら、彼は自分の居場所を探していた。


中国での経験

2004年9月から2005年11月まで、和也は中国でコールセンターの仕事をしていた。日本からかかってくる電話を対応する業務で、異国の地での生活が彼にグローバルな精神と柔軟性をもたらした。2006年から2010年頃までは、技能実習生に日本語を教える日本語教師として働き、文化の違いや言葉の壁を乗り越えることの大切さを学んだ。この時期、彼の視野は広がり、異文化交流の意義を深く理解するようになった。

つづく

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