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好きだけじゃ超えられない壁

最近、フリーで働くことを意識し出して思うことがある。

好きなことを仕事にできると良いね、というフレーズを耳にする度に思う。実は好きなことを仕事にした方が苦痛なんじゃないかと。

僕は動画制作が好きだ。しかし、それを仕事にしたが為に大いに苦しむことも多い。それは好きなことを好きにできない状況があるからだ。

仕事は基本、依頼する人(クライアント)がいる。クライアントによっては、やりたくないこともやらなければいけない時がある。それは、引き受けた僕の責任でもあるから、文句は言えない。だから、嫌々ながらも仕事をする自分を見て、好きだけでやる限界を感じてきた。

僕はそこから、動画制作を2つに分けた。好きでやる動画制作と仕事でやる動画制作。

仕事で受ける時は必ず、何でこの仕事をやるのか?その意味と目的を考えている。それが、僕の仕事のやりがいになり、モチベーションになる。これって好きとは別のものだと思う。好きなことを嫌いにならない為の予防策みたいなもの。しかもこれは、いざという時クライアントと闘う武器にもなる。

クライアントの言い分が違うと思っても、自分の好みじゃないから、は通用しない。でも、目的があって、それと違うという明確な理由があれば充分に闘える。だから僕は、目的に沿って好きなようにやることにした。そうすれば、比較的、仕事でも好きなようにやれる。

それでも「好きなようにやる」と「好きなことをやる」は、僕にとって全く違う世界のように感じる。でも、その2つはどこかで小さな小さな道で繋がっている。

好きなことを仕事にする人は、その道を見いだせる人なのだと思う。その道を見つけるには、好きだけでは絶対に叶わない何かが必要。

本当に好きなことを仕事にしたいのなら、誰でもできると思う。でも、それができない人が多いのは、単に好きで終わってしまっているからだけなのだと思う。

#ビジネス #テクニック #ディレクター #仕事術 #フリーランス

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