新幹線でどこかにビューーン!した話
はあ……遠くに行きたい……。
とにかく遠くへ行きたい………。
特に行きたい場所はないけど、どこか遠くへ……。
行き先決める段階で悩みすぎて心折れる……。
そんなときありますよね。
\\あるある〜〜//
■旅行あるある
行きたいところがいっぱいありすぎて絞れない。
行きたい場所と時間はあるのにお金がない。
遠くには行きたいけど飛行機はちょっとめんどくさい。
誰かに旅行に連れて行ってほしい
そんな人にピッタリなもの、それは……
行き先を決めなくても、どこかにビューーンと行けちゃうんです!
どこかにビューーン!の詳細はJR東日本のサイトで……
ざっくり説明すると、JREポイントとの交換でランダムに選ばれた行き先の新幹線チケットが手に入るシステム。
そして、かなりお得。(ほんとにお得)
発着の日にちと時間帯、出発駅(東京/上野/大宮)は選ぶことができるので自分の都合に合わせつつ、行き先はお任せなので自分で決める必要なし!
とりあえず遠出したい!という曖昧で漠然とした欲を満たしてくれる。
それでは早速、どこかへ…ビューーン!!
今回、私の"どこか"は田沢湖駅に行き先決定。
行き先駅周辺の観光案内も用意されていて親切〜!
日帰りでサクッと遠くに行けるのは新幹線の強み!
そして、今回のお目当ては田沢湖エリア付近の乳頭温泉にロックオン。
田沢湖駅からはバス移動のため、時刻表と各温泉のWebサイトを調べつ旅程を組み上げ……
結果、乳頭温泉3軒ハシゴすることに。
日帰りの限られた時間で満喫するため、かなり予定を練る練るねるねしました。
当日朝、初めての秋田新幹線に乗り田沢湖へ。
田沢湖駅についたらバスに乗って目的地をまわります。
ちなみに、田沢湖エリアを走るバスの羽後交通ではSuica等の交通系ICは利用不可で現金とPayPayのみ使えるとのこと。(やや便利!)
駅から離れどんどん雪深い道に入っていく。
ひとつ目の目的地は、アルパこまくさ。
周りは雪山で何もなく、雪に音が吸収されて異様にしーーーんとなる感じが味わえる。
温泉は露天風呂が冬季閉鎖中で内湯のみ営業。
受付の方に「一番最初(の客)だからシャワーお湯出るまでしばらく出しっぱなしにしてくださいね〜」と言われました。
(一番風呂ってなんとなくうれしい!)
一番風呂だからか、浴槽の底に湯の花が積もっていて足跡が残るほど。
湯色は透明だけど、しっかり硫黄と鉄の香りがする温泉でスベスベになった気がします。
続いてふたつ目の目的地、鶴の湯へ。
鶴の湯の送迎バスは田沢湖駅に到着したタイミングで電話して依頼が必要。
宿泊者優先のようですが、この日は日帰り入浴&食事利用と伝えて送迎利用できました。謝〜謝〜。
3月初旬、まだ雪がこんもり積もって秘湯の雰囲気があって素敵〜〜!
この鶴の湯はいくつかのお風呂に分かれているのですが、メイン的な大きな露天風呂は混浴で利用者が脱衣場に向かう通路から温泉が丸見えなのに最初はびっくり……。
いざ入ってみると白濁のお湯であまり混浴も丸見えも気にならず、ゆっくり浸かられる。
この日は時折り雪が降って雪見風呂でした。風情〜〜。
広い露天風呂は場所によってお湯の温度差があり、ぬるい場所と温かい場所を移動しながらゆっくり長湯できて最高〜〜!
露天風呂に繋がる内湯(中の湯)はかなり熱く45度くらいに感じました。
他の内湯(黒湯)と女性露天風呂にも入ったが、また別の泉質のようでそれぞれ気持ちよかった〜〜!
(女性露天風呂には男根を祀った小さな祠があありました……なぜ……?)
湯上がりには、茅葺き屋根の建物で山の芋鍋をいただきます。
趣(おもむき)がすごい。
コク味噌のスープに山の芋(長芋みたいな芋)の団子がモチとろツルッとしてて美味しい!
秋田らしくいぶりがっこが添えてありました。
腹ごしらえをしたら次の温泉へ!
鶴の湯の送迎バスで一度アルパこまくさまで戻り、路線バスで蟹場温泉まで行きます。
蟹場温泉もいくつかの温泉があり、私は女性専用露天風呂と木風呂に入りました。
秋田杉の木風呂は硫黄と杉のいい香り。
浴場いっぱいに蒸気と香りが立ち込めて最高!
大きな露天風呂は混浴と謳いながらも女性は女性専用となる時間(19:30-20:30)しか案内していないようで、フロントの方に露天風呂の場所を聞いてもやんわりと断られました……。
そうこうしている間に陽が傾きはじめ、そろそろ帰りの時間が近付いてきます。
蟹場温泉から路線バスで田沢湖駅前まで戻り、最後に食事を。
「熱燗ときりたんぽ鍋でしっぽり」をやりました。
お店の人に「おさけ熱くしすぎたかもしんないわ〜」と言われ、その通りあっつあつのお酒でした。
もにもにのきりたんぽとせりのいい香りが最高!
そんなこんなでいい時間になり、新幹線に乗って大宮まで帰ります。
あっという間の小旅行でしたが、
新幹線を使えば日帰りでも埼玉から秋田の乳頭温泉郷を楽しめるのは、あまり知られてないのでは?
まあまあ忙しい今回の旅程はこちら↓
北海道で生まれ育ったために新幹線をあまり利用してこなかったけれど、新幹線はこんなにも便利で楽しくて最高〜〜!と新たな旅行のかたちを発見した1日でした。
めでたし めでたし
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