最新マジで使える!AIを活用した動画制作の大波

大波と書いてビッグウェーブと読む

すげーのきた!

待ちに待ってた、スゴイ波が来た。
のかも知れない。

今回は、
それなのに、毎日えげつない数の動画を編集している
テレビ業界は、その波に乗り遅れているって話。

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お前何者やねんって人に向けて、簡単な自己紹介・・・
(読まれた方は、すっ飛ばしてください)

✅フリーランスの総合演出(地上波とか)時々CM制作。
→普通、地上波の総合演出はテレビ局員か、大きな制作会社のディレクターがやるので、結構珍しいパターンです。
✅noteを書く理由
テレビ業界には映像制作に必要なノウハウをまとめたものがないから。
基本、口伝で受け継がれているノウハウを、若いテレビ人に伝えたい。
自分が演出している番組の若手向けに書いているものを公開。>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

動画編集の常識が変わる2つの大波

adobeパイセン、まじやべーっす。
(調べたら、私の方が5歳ほどパイセンでした。どーでもいいけど)

ここ最近のAIを駆使したリリースがやばすぎます。

💡photeshopのジェネレーティブ塗りつぶし、はんぱねぇ💡

フォトショと言えば、これまでも、画像の背景をなくす”切り抜き”や
画像の中の不要なものをなくしちゃう”塗りつぶし”が
大迫並に半端なかったんですが・・・

2023年5月にベータ版がリリースされた”ジェネレーティブ塗りつぶし”が
すごすぎるんです。

adobeパイセン公式ページによると

Photoshopのベータ版に生成AIを活用した最新機能「ジェネレーティブ塗りつぶし」が登場。
この機能を使うと、画像にないものを足したり、背景を拡張したり、置き換えたり、
これまで数時間かかっていたことが数秒で完了します。

だそうで。

ひらた~く言うと
撮影した画像が狭かったら、わずかな時間で背景を違和感なく足してくれるという技術。

しかも!背景を足すときにテキスト入力すれば、
そのテキストでされたオーダーに合わせ、背景を作り出してくれるんです。

まじかよ!

adobe超パイセンは、前々から
なんと3億点以上のプロ向け画像・動画・イラストが
ロイヤリティフリーで使えるadobestock様という
神サービスをされておるのですが、
そのデータをAIが学習して、背景を作り出しているそうなので、
著作権的にも安全で、しかも、パフォーマンス激やば案件なんです

動画制作であっても、テロップのベースに使う画像が超簡単に
短時間で作れる!

ということは
✅編集所を抑える時間も減り
↓↓↓
✅お金も減りそう
↓↓↓
✅そろそろ、プロデューサー(お金管理する人)も喜ぶ!←イマココ
って感じなんです。

もちろんクリエイティブ的にも
画像の切り抜き、塗りつぶしが簡単になると合成の幅が広がり、
動画においても、コラージュ的な作業がバシバシ簡単にやりやすくなる。
ビジュアル的な差別化がすごくしやすくなる!

AIさんがいい感じで後押ししてくれる、よき未来です。

ちなみに、Gigazineさんのこの記事、超面白いし、
すごい世界が待っているのが、わかりやすいので、興味ある方必読ですw
名盤のジャケットをPhotoshopの「ジェネレーティブ塗りつぶし」で補完したら「そう来るか」な光景が広がりまくって面白い

💡premiere pro の文字越しベースの編集機能が、いい波のってんねぇ(古っ)💡

前回のAIの記事でも書きましたが

https://note.com/iheuyomitsuta/n/nea11673aa04c

文字越し機能最強説が、ガチガチのガチになってきた感じです。

これまでは、ただテロップ入れ用のテキストをすぐ作ってくれる
だけかと思っていましたが、
なんと、テキストをベースに編集ができる。

✅これ、実は、昔の編集の仕方に近い。

今のように、データ上で何度もやり直しがきく状況で編集作業ができなかった時代は、ADさんが動画のタイムコードと話していることを全部起こして、
それを元に、ディレクターと編集マンが使いどころを決めて、編集をしていました。

このテレビ太古の昔のやり方が、AIによってバージョンアップされた形で
復活するんです。

文字ベースの編集には、向いてる動画、不向きな動画があるのですが・・・
インタビューものは圧倒的にロジカルな編集ができて、効率がいい。

編集していると気づくと思うのですが。
✅音で聞きながら編集していても、時間で流れてしまうので
 同じ言葉を無駄に繰り返していたり、ロジックが破綻している時がある。

✅それが、文字越しされたデータを見ながら編集になると
 同じ言葉の無駄な繰り返しは減るし、文章の並べ替えする時にも
 ロジックの破綻がしにくくなる。

すげー!

しかも、これのすごいところには続きがあって。

”どんどん(ジャンプカット)”もAIが補正してくれて
気持ち悪さがなくなるんです

最高やん!

あ~、え~、まぁその~ と言った声は、細かくつまんで
テンポ感を出したいが、
それをやりまくると、いわゆるジャンプカットの続き、気持ち悪い編集になるんですが、
そのつなぎ目をpremiere pro様は、AI大明神で補正してくれて
ジャンプカットがなかったかのようにしてくれる。
※いろんな条件はありますが。

もはや、素材自体が変わる。

数台カメラが回っている時でも、
✅カメラ台数全部、マルチクリップを組むor段づんで
 いらない所をカットする
✅それぞれのカメラを補正する
ってすれば、大丈夫!

神!マジ神ってる!

でも、テレビ業界は、対応できていない

どの番組も、だいたい週に一回放送があり、それだけに追われていて
新たな革新的な技術を試す時間が、根本的に足りてない。
試す時間さえも、いまない。

それだけじゃなく、
むしろ、過去70年の膨大なデータをAIに学習してもらって
構成や、企画もサポートしてもらえばいいのに・・・
それも、できない。している感じはない。

著作権とか問題あるもんね。大企業はフレキシブルにできないよね。

なんか、いまの日本社会そのものやん!

いい時から変われず、世界の変化についていけず。
未来がなくなっていく。(ここまでか知らんけど)

唯一残された道は、
ガラパゴス的な独自進化だけなのかも知れないなぁ。
私は、そういう方がすきだからええねんけど。

では、また明日。
※今回はgifまで埋め込めた!成長した!

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これまでの記事も気になった方は、お暇なとき読んでください。

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