知っておきたい!テレビ番組のクイズ作りでおえておくべき3つのこと

ついこの間、プレビュー(ディレクターさんが編集した動画をチェックすること)をしていて、思った。

なにこのクイズ。。。考える気にならへんやないかい。

そう、テレビでクイズを作るときにはコツがあり、
それを必ず守らなければいけない。

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✅ずっと書いてますが、簡単な自己紹介・・・
(読まれた方は吹っ飛ばしてください)

私は、フリーランスなのに、日テレの番組の総合演出をしています。
普通、総合演出は局員か、大きな制作会社の上のディレクターが
やるので 相当、珍しいパターン。
それなりにいろんな経験をしてきたので、
そこが評価されているのかなぁと。

そんな経験を活かした、映像制作に必要なノウハウをまとめたnote。
番組の若手のために書くけど、それだけだともったいないから 公開します。

テレビ番組の作り方って、マジでマニュアルになってなくて 基本、全てが口伝です。本にもなっていません。 ※それだけにいろんな手法があって、バラエティに富む番組があるのだと思いますが。 なので、業界の若いディレクターにとっても、貴重な気はしております>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

💡問題文は、簡潔に

基本的に、ひっかけ問題以外は、問題文が簡潔で
わかりやすくなければいけない。

じゃないと、
シンプルに、
答えを考える前に、問題文の意味を考えないとならなくなる。

太郎君がお風呂屋さんに行きました、さて、どうでしょう?
は、簡潔すぎて面白いだけですが、(ダウンタウンさんの有名ネタですね)
とにかく伝わりやすさを意識する

💡考えたくなる・答えたくなる問題にしなければならない

これ、一番大事なことです。

ちょっと考えたらわかりそう、わかりそうでわからない。の
ラインを狙ってクイズを考えるのがベスト。

難しすぎたら、考えたくもなくなるし、そういう場合、正解もあまり
知りたくない。
↓↓↓
他のチャンネルに変えられる

になっちゃうので

なんだろう?わかりそう!え、正解なんだっけ、気になる
↓↓↓
ずっと見てくれる

を目指して、問題文は考えないといけない。
難しすぎるくらいなら、答えがほぼわかるくらいの方がいい。

クイズ王のすごさで、視聴者の興味をひく構造の場合は別ですが
視聴者が自分で考えて答えたくなる問題にするのが大事

💡正解は、リアクションがきやすい形で発表する

ミリオネアスタイルで、ひっぱってひっぱって正解を言う のも1つの形。
驚きの映像とともに正解を言う のも1つの形。

とにかく正解を聞いて、テレビの前の人が
「驚いたり」「喜んだり」「笑ったり」できる形で
正解発表を演出しなければいけない。

この正解を聞いて、面白くなかったり、がっかりするような問題だと、
続きを見てくれなくなる。

正解を聞いたあとの驚きが、次の問題も見たくなるモチベーションに
代わり、番組(動画)自体の面白さになるので、
とにかく正解発表は、演出的な力の入れどころです。

とても、シンプルですが
この3つをおさえて問題を考えるのが大事です

きょうは短め!
また明日!


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