いまさら言うけど、視聴率ってモーグルと一緒。

#超狭いジャンルの人にしか響かないハウツー  略して
#激せまハウツー  。

今回はテレビ番組と切っても切り離せない
💡視聴率に関して💡

視聴率第一主義的な価値観は
かつてのテレビ界ほど強くなくなってきているけど、
まだまだ、テレビ番組において、一番大事なのは視聴率で。
これを獲得するために、全員躍起になっている。

そりゃそうですよね。
視聴率は、いわば、再生回数とほぼ同じで
どれくらいの人に見てもらえたかを表している指標だから。

でも、
視聴率を取ろうと多くのテレビマンが戦い続けて50年以上も
経つのに、、、

視聴率の取り方の正解は、たぶん、見つかっていない。

きっと、一般の方も名前を知っているような超トップクラスの演出家であれば、”なんとなく”視聴率の取り方を理解しているんだと思いますが
完全にわかっている人なんて、絶対にいません。

そんな中、あえて、私が思う視聴率って何かを
番組スタッフへの指針として書かせていただきますねん。

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お前何者やねんって人に向けて、簡単な自己紹介・・・
(読まれた方は吹っ飛ばしてください)

✅フリーランスの総合演出(地上波とか)時々CM制作。
→普通、地上波の総合演出は局員か、大きな制作会社のディレクターがやるので、結構珍しいパターンです。
✅noteを書く理由
テレビ業界には映像制作に必要なノウハウをまとめたものがないから。
基本、口伝で受け継がれているノウハウを、若いテレビ人に伝えたい。
自分が演出している番組の若手向けに書いているものを公開。>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>



✅視聴率はモーグル(採点競技)の、ようなもの

これは、モーグルの上村愛子選手の競技人生を
とある特番で振り返った時に感じたこと。

モーグルって素人からすると、とても勝ち負けがわかりにくい競技で。
🔼スピードが速いだけじゃ勝てない。
🔼ターンがうまいだけでも勝てない。
🔼ジャンプがキレイなだけでも勝てない。

ざっくりいうと

全体を100点として、
ターンのうまさ60点・エア(ジャンプ)の完成度20点・スピード(タイム)20点 で採点され、その合計点を競い合っている。

🔽しかも、その得点の配分は、シーズンごとに変わってしまう。

なので、ターンのうまさで一時代を築いた人も
急な得点配分のルール変更で、エア点の割合が大きくなれば
勝てなくなる。

エグクナイデスカ?
※全部ひらがなだと、人間の心を持っていないモンスター感あるよね、どーでもいいですが。

視聴率も、そんな感じだと思っている。

「興味ある題材取り扱ってる点」「面白さ点」「放送時間帯の環境点」
の、組み合わせで、視聴率が出ている。


ただ面白いだけじゃ・・・得点は伸びないし。
※テレビ人は、みんな、面白いが正義だと思いガチ

話題の題材(出演者)だけでも・・・得点は伸びない。

そして、同じ内容でも、朝やるのか?夜やるのか?によって
視聴者の行動が変わるから・・・得点が変わってくる。
※どんなに出演者がよくて、面白くても、W杯、日本代表戦があったとか
 大きな地震があったら、視聴率は取れないですよね。

 で、今(2023年6月)は・・・


世代や人によっての価値観が違う風潮なので、「面白さ点」の配分が低くて
「興味のある題材を取り扱ってる点」の配分が高いイメージ。
※間口の広い(多くの人が興味持っている話題や出演者を扱っている)番組が視聴率を取りやすい。大谷さんとか、そうですよね。。。

💡理想は、数々のヒット番組のように、(イッテQや池の水とか)
 番組自体が興味ある題材になること。

でも、急に飽きられたりするし、
急に放送時間に台風が来たり、いろいろあってその得点配分も変わってしまう。
モーグルやん!モーグルですがな!って感じなんです。

それが細やかに変わっちゃうから
視聴率の取り方をずっとわかっている人はいないのかも知れませんね。

✅目指したいもの

だから、いま強く思うのは、視聴率以外の価値観もしっかり持って
終わりにくい番組を作ること。

放送外収入を得たり、スポンサーが付きやすかったり、
局の看板になったり、貴重な人が唯一でる番組になったり、
若手アナウンサーが育つ番組になったり、
様々ですが、多くの価値を持たなければ番組って終わりやすいよね!
って。

きょうは以上、
読みやすさ意識して、目次つけてみた!

また明日。

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💡これまでの記事も気になった方は、お暇なとき読んでください。💡

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