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「普通の働き方」がしんどい人って、実はたくさんいるよね。

イケハヤです。

今日は、働き方の話をしてみます。

というのも、久しぶりに新刊を書いてまして、そのテーマがまさに「AI時代の働き方」なのです。

予定通りいけば10月あたりに書店に並ぶスケジュールなので、ぜひぜひご注目ください!

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まず最初の問題意識として、「普通の働き方」って、実はけっこうしんどいと思ってるんですよね……。

ぼくは10年以上前、東京で「普通のサラリーマン」をしていました。

これがまぁ、かなりしんどかったんですよ。

いくつか理由があります。

特にきつかったのは、ぼく、お腹が弱いタイプなのですよ……。

東京って、ほら、トイレがないじゃないですか。

改札を出て、駅のトイレ使おうと思ったら、構内にしかなかったり、コンビニのトイレも使えなかったり……。

ようやく空いてるトイレを見つけたと思ったら、ちっとも開かず、おっさんが新聞紙をめくる音が聞こえる……

思い出したらお腹が痛くなってきました!

クライアントのオフィスに行くのもしんどかったです。

チームで移動するはずのシーンでも、お腹が痛くなったら困るので、ぼくだけ先にオフィスを出てリスクヘッジをしていました。

お腹弱いみなさん……今日もお疲れ様です!

おなかいたい

さらにいうと、ぼくはいわゆるアスペルガー(ASD)傾向でして、コミュニケーションに一定の問題があります。

・顔を覚えられない(相貌失認傾向)
・目を合わせて会話できない
・基本的に過集中なので、話しかけても無視しがち

特に「目が合わない」のは自分でもよくわからないというか、がんばれば合わせられるけど、すごい疲れるという感じなんですよね。

自分だけなのかなと思ったら、ASD傾向の人には広く見られる特徴だそうで、驚きました。へ〜。

知らなんだ!

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と、自分語りをしてしまいましたが、ぼくのような人間にとっては「普通の働き方」はかなりしんどかったのです。

会社の仕事には満足していたのですが、ワークスタイルの方が絶望的にしんどい、という状況でした。

「普通」がしんどくない人には、なかなか理解できないのかもですが……

何らかの事情で普通に働くのがしんどい人って、実はかなりの数いると思うんですよね。

人間、色々な事情があるものです。

ただ、これは「画一的なワークスタイル」が問題になっているだけですよね。

それぞれの事情に合わせた最適なワークスタイルであれば、十分に仕事はできるし、成果も出せるんですよ。

ぼく自身もサラリーマン時代はぜんぜんダメダメでしたが、高知県の山奥に移住し、年商1〜2億円を稼ぐことができています。

あのまま東京でサラリーマンやってたら、うつ病になってたと思います。誇張抜きです。ゾッとしますね。

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あくまで結果論的なのですが、ぼくが立ち上げた「Ninja DAO」というコミュニティでは、こういった「普通の働き方」がしんどい人たちが、多数活躍しています。

たとえば、書中でも紹介させていただく予定の @SushiNFTart さんご夫妻。

彼らは、おふたりでメタバースコンテンツの制作活動を行うクリエイターユニットです(めっちゃ素敵ですね)。

ただ、プロフィールにも書かれているとおり、彼らは過去に心身の調子を崩し、今も外出することが難しい状況にあります。

お寿司さんたちのような境遇だと、なかなかどうして、カッコ書きの「社会」で活躍することも難しくなりがちです。

が、彼らはメタバースクリエイターとして、圧倒的な実績を叩き出している、Ninja DAOが誇るスタークリエイターなのです。

お寿司さんたちが開発する「CNP Land」は、Sandboxというメタバース・プラットフォームで屈指の人気コンテンツで、公式コンペでも世界3位を受賞しています。

世界屈指の人気ワールド

彼らの活躍は、ぼくらにとって、とても象徴的です。

カッコ書きの「社会」「普通」に馴染めない状況の人でも、創造性を発揮して、活躍することは可能なのです。

この社会には、「普通の社会」という呪いにかけられた、不遇の才能が無数に眠っているのでしょう。

Ninja DAOでは、個別の事情に対応できる、包摂的なワークスタイルを採用することで、多様な才能をサポートできればいいなと考えています。

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そのほかにも、Ninja DAOでは独特のワークスタイルを文化にしています。

・偽名(ハンドルネーム)で参加するのが基本
・性別や年齢、所属は非公表が当たり前
・テキストチャットと音声メディアで、非同期的に仕事を進める
・リアル打ち合わせはしない
・Zoom打ち合わせも原則的にやらない
・オンラインミーティングをする際は、カメラオフでOK
・指示を出さない
・教育をしない
・バックれOK

などなど……。

非常識なワークスタイルですが、それこそAI時代には、こういう働き方の方が生産性を最大化できると確信しています。

詳しいところは、書籍でがんばって伝えますので、執筆を応援してください……w

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福音があるとすれば、社会を変革し、イノベーションを起こすのは、いつだって「普通じゃない」人たちです。

押し付けられる「普通」に耐えられなかった人たちが、オルタナティブな道を作り、その結果、社会が多様かつ豊かになっていく。

ぼくらは、脈々と続く、多様化への旅を歩んでいるわけですね。

Ninja DAOはまだまだ小さな組織です。フルタイムで働いている人も、そう多くはありません。

どうせなら、より多くの才能が活躍できる場所にしていきたいので、引き続き全力で仕事をしていきます。

もし「普通の働き方」がしんどいと感じているなら、別の選択肢があることを忘れないでください。

きっと、あなたの才能を活かせる場所が、どこかにあるはずです。

というわけで、よりよい未来を作るために、今日も原稿を書きます!

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