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ハレー彗星が一番地球から離れた時 Ⅰ

1985年から2023年までの38年の思い。


1986年3月14日 

2023年12月  ハレー彗星遠日点に到達 


遠日点とは太陽系に属している地球を含む天体が太陽からもっとも離れる点をいう。 


ちなみに地球はほぼ円軌道であるが、ほんのわずかの離心率の楕円軌道。1月に一番太陽に近づく。


1985年前回ハレー彗星が地球を訪れた時、


まだ学生で22歳だった。


思えば遠くに行ってしまったものだ。


しかし、2023年12月 このハレー彗星が遠日点に到達し、長い周期を折り返して地球近くに戻ってくる。


周期彗星と呼ばれる彗星の仲間で、太陽の周りをそれぞれの周期で回っている。


ハレー彗星は76年の周期で太陽の周りをまわる我々の地球と同じ太陽系を構成する天体。


76年という絶妙な周期のため、多くの人は一生一度は見るチャンスが訪れる計算になる。


つまり、私の場合、一度22歳の時に見ているので、


次見ることのできる時期は76年後の98歳になるとき。


いくら平均寿命が延びたとはいえ98歳で生きているか?


生きていたいが、視力は持つであろうか?


ハレー彗星を撮影するために最初に海外旅行に出かけたオーストラリアシドニーから西へ5時間ほどの小さな町。


いくつかの奇跡が複合的に訪れ、22歳の若造がとてもいい写真を撮ることができた。


1986年3月14日 MT160にて撮影

もう、38年も経ったのか。感慨ぶかい2023年12月を迎える。









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