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「井口倉庫」ってどんなところ?

京都の十条河原町。鴨川のほとり、焼肉屋や韓国料理屋が並ぶ一角に廃業した町工場の建物があります。かつて、ここにはお寺向けの製品の加工を行っていた「井口産業」という会社がありました。

この記事では、いつのまにか「井口倉庫」とよばれるようになったこの場所について紹介したいと思います。

建物について

井口倉庫は3階建ての建物で、かつては作業場や倉庫として使われていました。その様子を写真で紹介します。

1F・旧作業場(手前)
1F・旧作業場(奥)
2F・旧倉庫
2F・旧作業場
2F・旧事務所
3F・旧倉庫

訪れた人はみなさん「何かに使えそう!」とワクワクする、そんな空間です。

他にもだんらんスペースや旧住居スペース、ガレージなどがあり、いろいろな活用の可能性がある建物だと感じております。

これまでについて

井口倉庫プロジェクトは、この地域で活動するメンバーと大家さんが偶然知り合ったことではじまりました。
資材などのモノが溢れ、手付かずの状態だった倉庫の片付けを開始したのが2017年。ゆっくりとしたペースですが、たくさんの人にご協力いただきながらこれまで活用方法を模索してきました。

夏祭りをしてみたり。
町内会の懇親会会場に使用したり。
残っていた資材はフリーマーケットにも出品しました。
毎回、片付けが終わった後は焼肉!

これからについて

モノであふれていた井口倉庫でしたが、5年間の活動を経て、ようやく本格的に活用ができる段階に近づいてきました。

これまで、片付けをする中で多くの方々が興味を持ってくださり、やがて不思議なつながりが生まれていきました。

ホコリまみれになりながらも片付けを手伝ってくれた方々。
残った資材を面白がり、新たな用途に活用してくれた方々。
捨て方の分からなかった設備や資材の処分方法を教えてくれた近所の方々。
作品の制作場所として利用していただいたアーティストや職人の方々。

改めて考えると、これらのつながりは倉庫にモノがあふれていたからこそ生まれたのだと思います。「モノが新たなつながりを生む」という視点を今後の活動でも大事にしていきたいと考えています。

井口倉庫は2022年4月以降をトライアル期間と位置づけ、以下のような活動を展開していきます。

  • メガネ職人さんの試作工房

  • レトロな家具などのリサイクルショップ

  • 廃プラスチックのアップサイクル拠点

  • 創作用のアトリエやスタジオ

  • 地域の方の憩いの場

今後、このnoteで井口倉庫の活動について詳しく書いていきたいと思います。ご興味を持ってくださった方は是非チェックをお願いいたします!

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