「よきあめまほう、棋譜の著作権、もっと上手いこと出来んのか??」
こんにちは。
IGOcompany-Uです。
囲碁をビジネスに起業して「宇佐美囲碁教室」っていう教室を運営したり、フリーランスのライターとしても活動しています。
最近、ホント、最初にnoteを書いていた頃に比べて、スキやコメントなどのリアクションもらえてて嬉しいです。
励みになります。
ありがとうございます!!
で、
ちょっとした話なんですが、
某インストラクターの後輩が囲碁のタイトルのスポンサーが(どの新聞社さんがどのタイトルか)全然わからないと言っていたので
(いやいや、覚えなさいよと思うんですが)、
「よきあめまほう(良き雨魔法)」と教えてあげました。
「読売棋聖、朝日名人、毎日本因坊」と序列順に覚える(適当な)語呂合わせです(笑。
岩手県人のみが知っている「肝冷やす」と同じような感じです。
藤原氏の、清衡、基衡、泰衡、秀衡の覚え方ですね(奥州藤原文化!)。
さてさて、
今日のnoteは、
「よきあめまほう、棋譜の著作権、もっと上手いこと出来んのか??」って題名なんですが、
日本棋院のHP見ても、そういう見解が出たってのは載ってなかったんですが(見つけれられないだけ?)、
Twitterでみんなが言っていたので、
ちょっと下の事について考えてみたいと思います。
どうやら限られた棋戦以外の棋譜は、SNSで使えないようになったらしいんです(もし使ったらどうなるんだろう??)。
これね、こういうtweetも見つけたんですが、
僕も棋譜の著作権とか、法律的にどうなっているんだろうと思って、某サイトでちゃんとした(?)弁護士に訊いてみたことあったんですよ。
結局やらなかったんですけど、棋譜解説とかyoutubeでしてみようかなって思った時もあったので。。。
その時の見解をば、ちょっと長いんですけど、
一部抜粋してみようと思います。
『著作物(著作権が認められるもの)は、「思想又は感情を創作的に表現したもの」と定義されています(著作権法2条1項1号)。棋譜は、対局の流れを示す事実に過ぎず、そこに思想や感情は含まれていないと考えられますし、誰が整理しても同じようなものが出来上がるはずなので、創作的とも言えません。そのため、棋譜自体に著作権がないという情報は、正しいと思われます。棋譜に関する自身の見解を示すことについても、公式の解説者の意見をそのままの引用をしなければ、著作権侵害とはなりません。
ただし、例えば将棋の棋譜の利用については、日本将棋連盟がガイドラインを制定して利用権を独占し、許諾性としているようです。
そのため、そうした利権のある団体から、①許諾申請を行うよう要請されたり(利用条件として許諾料の支払を求められるかもしれません。)、②民法上の不法行為又は不正競争防止法違反を主張して、営業損害の賠償を請求されたりする可能性は否定できません。』
って感じみたいです。
ふうむ。。。
皆様どう思いますか??
「棋譜は、対局の流れを示す事実に過ぎず、そこに思想や感情は含まれていないと考えられますし、誰が整理しても同じようなものが出来上がるはずなので、創作的とも言えません。」の部分は、逆にえっ!違うんじゃない!?のと思ったりもするんですが、
とりあえず、こういう解釈があるんだそうです。
仮にツケヒキ定石に著作権があったとしたら、皆がツケヒキ定石を打つ度に…とかも考えちゃいますね。新手とかね。
基本的には、ネット上に公開したもののに関しては(ネットに公開しているので)そんなに権利がないって判断もあるようです。
(※僕は専門家じゃないんでとりあえず書いてみるんですけど。間違ってたらすみません!!)
じゃあ、何故に禁止できるのっていうと、
法理手的には根拠がない話のようなんですが、
所属している棋士にそう伝えるってのはありえると思いますし、
それがどこまで適用されるのかなと考えたりもします。
僕は別に波風立てたくない気持ちもあったりしまして、結局は、どうなるんだろうなぁって引いて見てますね。
ちなみに、お隣の将棋界の方は、申請を出して、許可制になっている感じみたいです(棋士はyoutubeで公式手合いの引用は出来ないようです)。
僕も、このnoteで、本当にたまに、棋譜を解説してるんですが、もし問題になったりしたらアレだなぁとは思ったりはします。
で、
まあ、それはそれで色んな解釈があると思うんで、そうなったんだなと思うだけなんですが、
こっちの方が重要と感じていて、
この決定によって囲碁が、どんどん「どっか遠くの世界でやっている(よくわからない)こと」って扱いになるような気がして、
それこそ嫌だなぁと思ったりもしています。
今時、SNSにも載らないものに興味持ったりしますかね??
囲碁を広く知ってもらいたいのか、狭い世界にとどめたいのか、よくわからないなぁと感じてしまいます(そもそも、どれだけの人がそこまで棋譜を能動的に取りに行っているのかと)。
いや、もちろん、分かるんですよ。
棋戦って、スポンサー(新聞社とか)様がお金を出して支えているワケで、
その昔は、囲碁の棋譜を載せて、新聞の読者がめちゃくちゃ増えた(だからこそお金を出した)っていう経緯もあるので、
独占したい(?)みたいな考えもあるんだろうと思います。
でも、
今のこの令和の世の中で、
その棋譜を見たいからって、その新聞を取りますか??
どうなんですかね。。。
このtweetのように、
って意見もわかりますし、
いやいや、ちゃんとお金払ってもらえないと続けられないよって気持ちも(僕も囲碁教室しているんで)わかるんですよね。
なので、
「もっと上手いこと出来んのか??」って思ったりもします(結論)。
効果的に課金(?)出来る場所があれば、納得してお金出してもよいって思う人は多いと思うんですよ。だから、もっと上手くやってくれよと。
お金払う先って考えると、ネット対局は無料で出来るところもあるし、週刊碁や囲碁の専門誌、書籍を買う人もいるとは思うんですが、そういうのにつながるワケでもなく、なんとなく腑に落ちない感じになるんだと思います。
なので、
「もっと上手いこと出来んのか??」って思ったりもします(二度目)。
皆さんは、どう思いますか??
(まあ、大半が別に関係ないなって思うとおもうんですが、それだったら囲碁業界に魅力がないってことなんで、もっともっと何とかしないといけないだろうし…堂々巡り的な)。
そんな感じで、
今日は、いつもと違って(?)、ちょっと真面目に考えてみました。
色んな考え方があると思いますが、まあ、僕の個人的な意見として、です。。。
もし不快になった方がいたら、すみません。
思ったよりも長文になってしまいました。。。
ではでは、
最後に、ちょっと宣伝で、
本日、木曜日は、木曜教室・入門レッスン・木曜交流会の日でございます。
「Twitter」や「Instagram」でも教室の様子を載せているので、良かったらご覧ください。
そして、今週末の土曜日、10月1日(土)は、
田尻悠人五段による「特別指導碁会」も開催します。
田尻悠人五段は、とてもとても丁寧に検討をしてくれる、優しい先生です。是非一度指導碁を受けてみて下さい。
みなさまのお越しをおります。
拙い文章ではありましたが、
本日も、読んで頂き、ありがとうございました!!
サポートありがとうございます。コロナの影響もあり、今囲碁界はどんどん縮小していっています。どうにかしたいと思っている方は多いと思います。まずは小さな一歩から、囲碁の本を買ったり、近くの囲碁サロンに行ってみたり、周りに囲碁を教えてみて下さい。サポートは囲碁普及に使わせて頂きます。