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働く「いごこち」ってなんだろう?

私たちチーム「いごこち」は全員30代前半。
社会人になって約10年が経ちます。

それなりの職歴を経てきた私たちは、それぞれ社内での異動や転勤、転職による他業種へのチャレンジもしてきました。

社会に出ることに必死だった20代前半。
荒波に揉まれながら、なんとかしがみついて20代を過ごすうちに、30代は仕事だけじゃない「自分の望む生き方」を見つめるようになりました。

仕事のために生きる日々ではなく、生きる日々の中の仕事でありたい。それぞれの中にそうした気づきがあって、今に至ります。

今回は「#仕事での気づき」に合わせて、「いごこち」にちなんだ質問をして、メンバーたちが今どのようなことを感じ、何を考えているのか、紐解いてみたいと思います。


Question

仕事においての「いごこちのよさ」ってなんだと思う?


Case.1
様々な関係者が同じ目標に向かって動けているなあっていう時

 こう話すのは大手企業で採用担当の経験がある、P氏。世界中を混乱に巻き込んだ新型コロナウイルスの感染拡大。その渦中で、初めてのオンライン入社式を担当することとなった。グループ企業も40社ほど参加する700~800人規模の大イベントを、クオリティ落とさずに行わなくてはならない。しかし、こうした大規模なフルオンラインのイベントは、社内でも前例がなかった。
 「新入社員が誇りを持てる、歓迎されてると感じられる入社式にしたい」その一心で、関係者に「とにかく頑張るので協力してほしい!」と説明してまわった。働く場所によって、オンラインの慣れ具合には差があるため、最初は非協力的な人も出てくるだろうと想定していた。しかし、実際にはほとんどの関係者が好意的に協力してくれる結果となった。
 普段は一緒に仕事をしていないグループ企業や他部署の方からも、「こうしたら良くなるんじゃない?」という提案をもらいながら進められ、自分が想像していた以上のものをつくることができた。仕事だけど文化祭のような、大変さよりも楽しさが勝る感覚に、こうした仕事をできるのは「いごこちがよい」と感じる経験だった。

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Case.2 一緒に働くメンバーがそれぞれ互いを理解し合っている

 この質問を受けて、携帯販売会社での経験を思い出したというのがK氏。携帯電話販売の仕事といっても、キャッチ、商材の提案、スマホの操作案内など、細かく分ければ様々な仕事が存在する。それに対し、各個人の得意・不得意があるのは当然のこと。そのことを理解し、互いにカバーしあって働くことができている、その瞬間がすごく楽しいと感じていた。
 印象的だったのは、クレーム対応や、横柄な態度をとるお客様がいた時に真っ先にスタッフを庇って対応してくれる店長がいたこと。でもその店長は営業があまり得意ではなく、朝も弱い。それでも緊急時にはしっかりと対応をしてくれるから、店長の弱点も許される雰囲気がある店舗だった。
 実は操作案内が苦手で、提案の方が得意だし、積極的にやりたいと思っていたことを店長は汲んでくれた。上司がそうやって仕事を任せてくれたのは、すごく嬉しかった。お互いの苦手を理解し、カバーし合っていると、無理をせず、本音を出して働くことができる。そうした「いごこちのよさ」の感覚を今後も大事にしたい。

Case.3 誰かを思いやる心と「楽しい」が根底にある

 最後はこれを書く私自身の話。1社目の販売職では、いごこちのよさも、悪さも両方経験した。忙しい中でも人員に余裕のある時期は、みんな仲が良く、互いを気遣い、大きなミスをしてしまっても、経験や各々の人柄に支えられ仕事を頑張ることができた。
  一方で、たった一人機嫌の悪い上司がいる、忙しくてみんなの余裕がない、そんな時はつい心無い言葉がこぼれたり、その相乗効果でチーム全体のミスが増えたりした。
 仕事において自分が認められることはもちろん嬉しい。でも何より「一緒に働く人達が楽しくいられること」が一番大事だと思っている。その後転職をして、今度はチームを仕切る立場になった。あの時機嫌の悪かった上司の気持ちもよくわかった。でもここでその不機嫌さを出すことは、絶対によくない。みんなが楽しく働くにはどうしたらいいか。日頃からよく会話をする、声なき声を拾う、話しかけてもらいやすい雰囲気づくりをする、そうすると自ずとみんなが助け合うチームが出来上がっていった。定期面談で「みんなこの職場が楽しいと言っているよ」と上司から言われた時は、心の底から嬉しかったし、自分の想いがみんなと共有できていることに喜びを感じた。この気持ちをこれからも大事にしたい。

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仕事における充実感、楽しさ。
そしてともに働く仲間との思いの通じた交流。

エピソードは三者三様ながらも、3人とも「心」「気持ち」に関することにいごこちのよさや、仕事のやりがいを感じているという気づきが得られました。

家でも、学校でも、職場でもない。
居場所づくりを目指すチーム「いごこち」

こんな3人でゆるく、楽しく、でも誠実に。
お互いの凸と凹を補い合いながら、歩んでいきます。




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