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スマホは、便利な道具か?大人のおもちゃか?

スマホは便利。手放せない。
なければ、生きていけない。

そんな人が増殖している。

確かに、何でもできるスマホは、
時代が求めた道具なのかもしれない。

だが、本当に必要なのか。

一部の人は、一度はスマホを使ったものの、
再びガラケーに戻っているという。

なぜ、スマホを捨ててしまったのか。
そこに、スマホの問題が隠されている。

パソコンのように何でもできてしまうが故に、
すべてをスマホに依存してしまう。

調べる、買う、伝える、遊ぶ……。

1日のほとんどがスマホのディスプレイを
見ている状態となる。

それが続くと、見ていなくては不安になるほど、
のめり込んでいる自分に気づく。

これはもう、
スマホに支配されていると言っても良い。

パソコンもそうだが、ネットに繋がっていると、
興味をそそる情報がたくさん流れてきて、
見る必要もないものまで見てしまう。

知らないことを知るのは楽しいので、
時間の浪費に気づかない。

知ることで、自分が賢くなったと錯覚し、
それが必要な知識であるのかどうかも
わからなくなる。

さらに進むと、
空いた時間にゲームをするようになる。

元々のゲーマーではなく、
普通の人がハマってしまうのである。

「気晴らしだからいいんじゃない」
「脳の活性化になる」
と、もっともらしいことを言って、
自分を正当化する人間もいる。

だが、本当に気晴らしを必要としているのか。

そこまで、何かに追い込まれているのだろうか。

スマホは確かに便利かもしれないが、
1日中見ていなければならないほど、
活用する価値があるものなのか。

ほとんどの時間が、“ムダ”なのではないか。

これに気づいた人が、スマホを捨てたのである。
実に賢明な判断だと思う。

必要なことは、ガラケーで充分に補える。

電話とメール以外は、なくても良いもの。

振りまわされるものがなければ、
ストレスも少なくて済む。

また、スマホは他の問題も抱えている。

「下を向いて歩く人」が増えている。
まわりの人や車に気づかない、迷惑な存在である。

歩く時は前を見るもの。
まわりを気遣うもの。

この当たり前なことができないのは、
大きな社会問題である。

車や自転車にぶつけられても、文句は言えない。
言って欲しくはない。

人にぶつかって、怪我をさせることもある。

こんな意見を述べると、
必ず「使う人次第でしょ」と言う人が出てくる。

その通り。
使う人がちゃんとしていれば、何も問題はない。

だが、タバコ喫煙者のマナーの悪さと同じで、
ちゃんとできていない人がいるから、
十把一からげで批判されるのである。

スマホを世に送り出すメーカーや通信会社は、
もっとマナーについて啓蒙すべきである。

……と書きながらも、
世の中のバカには何を言ってもムダだと思っている。

ならば、バカを増やすような“おもちゃ”は、
無くしてしまった方が良い。

これこそ、言うだけムダな意見かもしれないが……。

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