3-3 スポーツクラブを使って社会課題を解決するのが論理的に正しい理由 『教育編』【地域×スポーツ大全】
スポーツ庁が2025年までに部活を先生じゃなくて、地域クラブに移行する!と言った。素晴らしい!これを見ていく。
スポーツの立ち位置
スポーツとは何だ と言われたならば、教育だ!と返す刀に答えるものもいるだろう。
それから2015年のスポーツ庁が出来上がるまで、体育は文部科学省の管轄で戦後の体育学が蔓延っていた。軍隊教育として考えるだけで恐ろしいし、私も中学の部活の顧問はバレーボール出身でバスケの素人だった。
どうやって点を取るとか、具体的な戦略を教えられたことがない、、、ただ走ってた気がするが、
心から時間を返してほしいと思う。
素人に教わるくらいなら本買って自主的に学んだほうが遥かににましだ。
部活動を地域に移行する
いま愛知県を筆頭に部活教育を民間に移行している。先生の負担を減らし、地域性を高める。
とにかく流動性の少ない組織は廃れていく。専門家は専門家に任せ、子どもが沢山の大人に触れて生活してほしい。
プロバスケット選手になんて身近で会ったこともないし、応援してくれる人もいなかった。
学校の先生の労働環境の見直しだ。そもそも30人を一人で見れるわけもない、それに加えて部活動の先生、正常に子どもに向き合えないだろう。
教育の人材より、高齢者に税金は流れていく。
2025までにというスポーツ庁の流れは素晴らしい。あとは実際に移していくだけだ。
諸問題は解決するソリューションは夢中
日本の最大の問題でありビッグマーケットは孤独
連日、凄惨でバイオレンスなニュースが報道される。容疑者たちはみんな孤独だ。親との軋轢、能力が正当に評価されない、相談できる友達なし。あったかい家庭か、充実した仕事か、頼り頼られるコミュニティがあれば防げた事件は数多く存在する。
病気の半分以上はストレスから来るのだ。
一番のソリューションは夢中だ。夢中環境をつくり、自己の成長を楽しむことだできれば、ストレスも、余計な暇も無い。
寝食を忘れ、没頭する。気が付けば夕方になっている。芸能人の不倫について考えている余裕なんて一ミリもない。
子どものうちから夢中状態を経験できるのはスポーツがでかい。
友達とはしゃぎ回って夢中でボールを追いかけて欲しい。競争ではなく、ただ競技を楽しむ。大人は余計なことはしてはいけない。勝手に子どもが成長する場をつくってあげるだけ。ケガしないようにさえ環境を整えるだけ。
そんなリテラシーある、地域のスポーツ指導者が増えることを心から願い、私もその最前線で背中を見せたいと思う。
戦後に明治政府につくられた体育から脱却し、プロスポーツはプロスポーツへ。
競技に夢中になりながら、非認知能力を鍛え、心身ともに健康な子どもを育てる。
日本中が何かに夢中になれるその日まで。
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