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勝田マラソン雑感

2020年1月26日に開催された勝田マラソンに出場した。

フルマラソンに出場するのは、昨年10月末の水戸黄門漫遊マラソン以来。その時の目標は「完走すること」だった。(5時間45分で完走)

勝田では「5時間切り(サブ5)を達成する」を目標に掲げた。5時間切りというのは、ざっくりいうと42.195キロずっと走っていられれば到達できる目標である。

大会に臨むにあたって、前回よりペースを上げて走ることで、体力切れが早いうちに来ないかと不安もあったが、「もしかしたらいけるのではないか」という期待もあった。水戸が終わってからの3ヶ月間、まとまった時間があるときは10キロ以上、そうでないときでも5キロは走るなど、自分なりに練習してきたつもりだ。

スタート時間が10時半と少しゆっくりなので、前泊せずに当日向かった。上野から乗った常磐線特急、乗ってすぐにビールではなくスポーツドリンクを飲む人が多かったのが印象的だった。

さぁ、ついにスタート。

沿道からの応援を受けながら街中を走る。ハイタッチ好きな子どもから、精一杯に手を振ってくれるお年寄りまで、たくさんの人が声援を送っていた。

サブ5のためには、1キロ平均・7分ジャストで走り続けることが条件となる。後半に疲れが出てくるので、なるべく貯金をつくれるときにつくっておこうと、6分45秒くらいでずっと走り続けた。

後半になると、ところどころで7分を数秒過ぎてしまうこともあったが、それでも34キロ地点までは、ペースを維持し続けられた。水戸大会で25キロ地点で両足がつりそうになったのを考慮すれば、大きな上達である。

結果は5時間13分でのゴールとなった。最後の7,8キロは脚がもたず、歩いては走るを繰り返しながら、チョコチョコ進むしかなかった。目標に届かなかったのは残念だが、タイムを約30分縮められたのは大きな自信になった。

「5時間切り未達」という、まだまだフルマラソン初級者レベルではあるが、タイムを目標にしたことで、発見が多い大会だった。

「補給するかしないか」という選択が、思っていた以上に影響することに気づけたのは、また大会に出るときに役立つと思う。

テレビ中継を見ていると、ランナーが速いペースを維持しながら、給水をさっと取って口にしているシーンを見かけるが、あんなのは慣れていないと到底できない。

5時間切りくらいの人たちは、スピードを緩めて水を受け取り、歩きながら飲食する人がほとんどだ。補給は悪いことではないが、その流れに巻き込まれて一度歩いてしまうと、またペースを戻すのに大きな負担になる。

脚の回転が順調になれば良いのだが、疲れた身体にとっては、また大きな一歩目を踏み出すことが大変なのだ。ちなみに一度だけ、テレビのように飲もうと試みたが、口に入れた瞬間「ブハァッッ!!」と咳き込んでしまった(笑)

勝田マラソンでの一番の収穫は、「ランニングは努力した分だけ成果が実る」という、いたってシンプルな法則を改めて体感できたことだ。

囲碁の上達と違って、日々の状況をタイム(数値)で確認できるのも、モチベーションを維持することに大きくつながった。これからさらに寒くなるけども、「走れば速くなる」というシンプルな法則は、心の支えになってくれると思う。

僕が次に出る大会は、5月に開催される【第26回星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン】だ。

今回の倍以上と思うと気が滅入りそうになるが、「ランニングは努力した分だけ成果が実る」を気持ちの軸にして、コツコツ走っていきたい。


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