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頭も体もつかってスポーツが成り立つんだと
中学、高校とソフトテニス部に所属しておりました。柔らかいゴムボールをつかってペアで点を取りにいくスポーツです。
中学の頃は体を動かすことが好きだったということもあり、がむしゃらにただただ楽しんでいました。土日は居残りでテニスをするし、休みの日も自分たちでコートを借りてテニスをしていました。
高校に入学後もソフトテニス部に入ったということは変わらないのですが頭の中がガラリと変わりました。簡単に言えば, 頭をつかうようになりました。それまでは目の前のボールになんとか食らいついて力いっぱいラケットを振ろうとしていましたが、体のつかい方や組み立て方を学びました。自分たちの配球から相手の打つコースの予測、カウントから相手がとる選択肢の予測もするようになりました。他にも打つ体勢であったり、傾向であったりと頭をつかって勝つということに重きが置かれるようになりました。
自分たちの高校が練習時間にあまり時間を割けるわけではなかったので強い球という点だと練習量の多いチームには敵わないというところから、このような戦いをするようになったそうです。
そんなわけで、考えて動くことのおもしろさを知りました。外すこともめちゃくちゃありましたが、思い通りに展開されていったときの快感は忘れられません。
運動神経だけでは補えないところがある。逆に考えることはいくらでもある。もちろん、人同士のものですからセオリーに反することも虚をつかれることもあります。それはゲームの中で修正です。単純に力負けすることもありましたが、予測するということのおもしろさを高校で知ることができました。
体のつかい方も教わりました。回転の動作であったり、ラケットの引き方であったり、効率よく強い球を打つにはどうしたらいいのか。高校時代にそのおもしろさに気づけていたらなあと思うばかりです。
気づくのが遅れたのは悔やまれますが、そのおもしろさに気づけたのは「めっちゃおもろいやん、これ。」というきもちでなんだかんだ満足です。
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